3話 ページ4
宴が再開するとまたいつものように賑やかになった
みんなが酔いつぶれて寝てしまった甲板の上で私は一人、満天の星空を眺めていた
私が海賊になってからもう6年...色々な事があったな...
そう考えていると、ふと後ろに気配を感じた
あ「キレイな星空だよ、ロー」
ロー「...あぁ、そうだな」
あ「あっという間だったな...」
ロー「入った時、お前はまだガキだったな」
あ「そうだね、懐かしい」
ロー「可愛気のねーガキだった」
あ「失礼だなぁ〜」
ロー「...お前の過去を聞いた時、俺の過去と重なった
こいつも、政府に全てを奪われたんだな、と」
あ「.....」
ロー「俺は、死ぬ前に世界をぶっ壊したいという黒い欲望の為に生きてきた
だが、お前は...てめぇの能力を利己に使おうとしねぇ
その気になれば世界をぶっ壊しちまう事だって出来るはずだ...
お前は、強いな...」
あ「...強くなんか...ないよ」
声が震える
あ「...本当は..いつ、何処で誰に狙わるかって..
それで、青キジの時みたいにまたみんなを危険に晒すんじゃないかって考えると...怖くて...足がすくんで...
でもね、私が強く感じるなら、それはきっとロー達のおかげだよ」
ロー「...俺たちの..?」
あ「うん、怖いけど、でもそれ以上にみんなを守りたいっていう気持ちが大きくて
それに、世界から狙われてるのはローも同じでしょ？
だから私は強くなれるんだと思う」ニコッ
ロー「フッ、そうか...」
ローは空を見上げ何かを思い出しているようだったがすぐにこちらを向いた
ロー「寝ろ、もう遅い」グイッ
あ「わっ」
その言葉と同時にグイッと私の被っている帽子を下げる
前が見えなくなった私が帽子を直し終える頃には、既にローは甲板に居なかった
あぁ、変わらない
いつまでも
この船は、変わらない
でもそれでいい
それが、私にとって__________
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プスメラウィッチ - 初めまして、この小説はトラファルガーローオチですか？できればトラファルガーローオチでお願い出来ますか？続き頑張ってください。応援してます。 (2023年4月21日 13時) (
レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
もち姫(プロフ) - ななさん» ありがとうございます！ご期待に添えるよう頑張ります(≧▽≦) (2019年4月25日 21時) (レス) id: 08a3595c30 (このIDを非表示/違反報告)
なな - これからも更新楽しみにしてます！！ (2019年4月24日 21時) (レス) id: 7a9bdd92d4 (このIDを非表示/違反報告)
もち姫(プロフ) - DAIYA ★さん» そう言って貰えるととても励みになります！嬉しいです！！ありがとうございます！！ (2019年4月7日 16時) (レス) id: 08a3595c30 (このIDを非表示/違反報告)
DAIYA ★(プロフ) - とても面白かったです！最初からここまで一気に読んじゃいました！(*≧ω≦) (2019年4月6日 17時) (レス) id: ce092e2182 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もち姫 | 作成日時：2019年3月26日 20時
