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3話※ ページ4

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私は、キョトンとしている二人を見て首を傾げる。



『えっと〜…どうかしましたか?』

「いや、何でもない…」



私の顔に何か着いてたのかな?

『入部しても問題ないですよね?』と私が口を開きかけたその時…



「金城先輩、田所先輩おつかれ様です!」



そう言い、部室のドアを勢いよく開けたのは可愛い女の子だ。

私と先輩方は、ドアの方に顔を向ける。



「おう!寒咲どうし………「ええぇぇぇええ!?」っうお!?どうした!?」



急に驚いた声をあげたのは、部室に入ってきた女の子だ。

はて?どうしたんだろう?

私がまたもや首を傾げると、女の子は私にずいっと詰め寄ってきた。



「あ、あの!星乃天さんですよね!」



女の子はそう言い、目をキラキラと輝かせる。

うーん…知り合いだったかなぁ…



『そうですけど…それがどうかしたんですか?』

「寒咲、本当に今日はどうしたんだ?」



そう言う先輩達に、神崎と呼ばれた女の子はビックリした顔を先輩方に向けた。



「先輩方、星乃さんのことを知らないんですか!?」

「え?」



ん?私?

急に私の名前が出た事に驚き目を見開くと、神崎さんは少し興奮気味に口を開いた。



「星乃さんは今年のU16ロードレース世界大会で優勝したんですよ!?」



あ〜…そんな事もあったなぁ…

私は、少し前の大会を思い出す。

あぁ、あの大会に優勝してから、寒咲さんみたいに私の事を知ってくれてる人増えたな〜。

私が思い出に浸っていると、そんな事はお構いなしと寒咲さんは今度は先輩方にずいっと詰め寄る。



「星乃さんはロードの女神、別名[スカイエンジェル]って呼ばれてるんですよ!」



そうなの!?私も初耳…

私にそんな異名がついていたなんてと驚き、先輩方を見ると、先輩方は魂が抜けた様になっていた。

ふと、大人っぽい先輩がぱちりと目を瞬かせ、戸惑った様な声を出した。



「っ、と、とりあえず、入部するんだろ?」

『はっ、はい!』

「じゃあとりあえず、着替えて来てくれ。」

『わかりました!』



先輩にそう言われて、私はあらかじめ持ってきておいたロードの服を持ち、更衣室へと向かう。

あっ……



『あ、えっと〜…寒咲ちゃん、更衣室ってどこかな?』

「あっ、連れて行ってあげる!あと私の事、みきでいいよ!」



みきちゃん、優しいなぁ。

私はみきちゃんの言葉に笑顔で頷く。



『うん!私は天でいいから!』



そして、私達は微笑みあった。


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N.I(プロフ) - 名前変更できるようにして欲しいです! (2021年8月21日 7時) (レス) id: bba4577654 (このIDを非表示/違反報告)
ふぃあろ(プロフ) - ちるせさん» ありがとうございます!更新は二月中旬からしますね! (2021年2月6日 18時) (レス) id: 91505f2211 (このIDを非表示/違反報告)
ちるせ - めっちゃおもろいです! 頑張って早めに更新していただけるとありがたいです (2021年2月6日 13時) (レス) id: ee228eaffb (このIDを非表示/違反報告)
ふぃあろ(プロフ) - もいさん» 了解です!!ありがとうございます!! (2021年1月24日 8時) (レス) id: 91505f2211 (このIDを非表示/違反報告)
もい(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます。続編楽しみです!名前変更出来るとなお楽しく読めると思うのでぜひお願いしたいです。よろしくお願いします! (2021年1月24日 8時) (レス) id: b3db4b2f47 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ふぃあろ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/uekukz/  
作成日時:2020年1月13日 3時

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