2話※ ページ3
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その日の昼休み、私は転入に配られるパンフレットを見ながら校舎を歩いていた。
うーん…自転車競技部っていうのはどこだろう?
パンフレットの2ページ目の右端に書かれている自転車競技部と書かれ、部室までの地図が載っているのを睨みながら、部室を探す。
なぜ、自転車競技部に入りたいのか?私、自転車競技してるから!
うんうんと唸っていると、私の後方から声が聞こえてきた。
「ん?そこのやつ、大丈夫っショ?」
私が後ろを振り向くと、緑色?と、赤色のラインが入った髪の長い先輩が立っていた。
私は、校内の地図を指差す。
『あ、えっと…あの…自転車競技部の場所を知りたくて…』
「自転車競技部ならここを左に曲がったとこっショ。」
『あ、ありがとうございます!』
「おうっショ。」
あの先輩、優しいなぁ!
私は先輩にお礼を言い、先輩に言われたとおりに行ってみると、先輩が言ったとおり部室があった。
ここかな?
私が恐る恐る部室のドアを開けると、そこには大人っぽい先輩と、体格の良い先輩がいた。
「ん?なんだこいつは?」
「おい、どうしたんだ?ここは自転車競技部だぞ。」
と、体格の良い先輩と、大人っぽい先輩が話しかけてくれた。
体格の良い先輩は「部室間違えたか?」とガハハと笑って言う。
私はその言葉に少し首を振り、ある一枚の紙を差し出す。
『えっと…!自転車競技部の入部届けを出しに来ました!』
私が手に持っている紙を差し出すと、二人の先輩はその紙を見てキョトンとした顔をした。
え?私なんか変な事言いました?
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N.I(プロフ) - 名前変更できるようにして欲しいです! (2021年8月21日 7時) (レス) id: bba4577654 (このIDを非表示/違反報告)
ふぃあろ(プロフ) - ちるせさん» ありがとうございます!更新は二月中旬からしますね! (2021年2月6日 18時) (レス) id: 91505f2211 (このIDを非表示/違反報告)
ちるせ - めっちゃおもろいです! 頑張って早めに更新していただけるとありがたいです (2021年2月6日 13時) (レス) id: ee228eaffb (このIDを非表示/違反報告)
ふぃあろ(プロフ) - もいさん» 了解です!!ありがとうございます!! (2021年1月24日 8時) (レス) id: 91505f2211 (このIDを非表示/違反報告)
もい(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます。続編楽しみです!名前変更出来るとなお楽しく読めると思うのでぜひお願いしたいです。よろしくお願いします! (2021年1月24日 8時) (レス) id: b3db4b2f47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふぃあろ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/uekukz/
作成日時:2020年1月13日 3時