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12話 ページ14

さっきから誰かが私の体を揺すっている。

んふぅ…眠いよぉ…

「そ…そら…天!!」

『なんなんですか…って、手嶋先輩!?』

私はその声に反応し、顔を上げると、目の前に手嶋先輩の顔がドアップにあった。

手嶋先輩は何故か顔を赤くしている。

はて?何故だろうか?

「こ、こんな部室で寝てたら風邪引くぞ!」

え?

私が辺りを見渡してみると、ロッカーやボトルが置いてある部室だ。

ここで寝ちゃってたのか…

「純太…早く帰る…」

「あぁ。ほら天行くぞ。」

『えぇ!私もですか!?』

そう言って手嶋先輩は私の手を取って自転車置き場へ向かう。

『あの…先輩…手…』

「!あぁ、ごめんな…。」

先輩はまたもや顔を赤くしてしまった。

怒った…?

そんなことを考えていると、自転車置き場に付いた。

「天…家どっち?」

『私はこっちですね。』

そう言って東の方を指す。

「じゃあ俺達と同じだな!」

そう言った先輩達は自転車にまたがる。

私も慌ててまたがり、先に行ってしまった先輩達に並ぶ。

私達は私の家に着くまで色々な話をした。

途中でアイスも買ってもらっちゃった!

『あ、私の家ここです。』

そう言って、いかにも豪邸と言うようなところをゆび指す。

「ここが…?」

「マジで?」

『はい。マジです。』

私がそう言うと、もう驚きを通り越して、呆れ顔になっていた。

私は、大きな門の横に付いている機械に手を触れる。

すると、大きな門がギギギと音を立て、開いた。

『では送ってくれてありがとうございました。おやすみなさい!』

私がとびっきりの笑顔で言うと、先輩方も

「あぁ、おやすみ」

「…おやすみ。」

と、行ってくれた。

ギギギと閉まっていく門を横目に私は手を振って家の中へ入って行った。

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N.I(プロフ) - 名前変更できるようにして欲しいです! (2021年8月21日 7時) (レス) id: bba4577654 (このIDを非表示/違反報告)
ふぃあろ(プロフ) - ちるせさん» ありがとうございます!更新は二月中旬からしますね! (2021年2月6日 18時) (レス) id: 91505f2211 (このIDを非表示/違反報告)
ちるせ - めっちゃおもろいです! 頑張って早めに更新していただけるとありがたいです (2021年2月6日 13時) (レス) id: ee228eaffb (このIDを非表示/違反報告)
ふぃあろ(プロフ) - もいさん» 了解です!!ありがとうございます!! (2021年1月24日 8時) (レス) id: 91505f2211 (このIDを非表示/違反報告)
もい(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます。続編楽しみです!名前変更出来るとなお楽しく読めると思うのでぜひお願いしたいです。よろしくお願いします! (2021年1月24日 8時) (レス) id: b3db4b2f47 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ふぃあろ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/uekukz/  
作成日時:2020年1月13日 3時

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