総北高校自転車競技部ただ1人の少女は紅一点であり、最強だった！？

9話 ページ10

『ん〜！』

私は準備体操をして準備バッチリ！

「天頑張るっショ！」

「天頑張れよ！ガハハハ！」

「天、怪我をしないようにな。」

『あっ！巻島先輩、田所先輩、金城先輩！ありがとうございます！』

「あぁ。俺らは車に乗って着いていくから何かあれば言ってくれ。」

『はい！』

さぁ！今からレースだ！

「レディ！…GO！」←掛け声がわからんから適当で。

旗を上げたと同時にみんな一斉にスタートする。

しばらくすると、2人が飛び出して行った。

ありゃあ、途中で落ちるな…

『あ！鳴子君も今泉君も速いね！』

「あったりまえやろ！なんたってこの鳴子章吉さ…「まぁ、俺の方が速いけどな。」なんやとスカシ！」

ありゃりゃ。喧嘩になっちゃった…

「いつもの事だから気にしないでね…」

『小野田くん…』

いつもこれを見ている小野田くんを尊敬するよ…

とかなんとかやっていると…

あっ！やっと平坦だ！

さあ！ちょっと本気出すか！

私は平坦で差を着けようと飛び出した。それも凄いスピードで。

後ろをチラッと見るとみんなありえないと言った顔をしている。

まぁ、本気じゃ無いんだけどね？

そのまま爆走して坂まで来た。

え！後ろから鳴子君と今泉君が来てる！

『2人ともやっほ〜！』

「天ちゃん速すぎやろ…」

「あぁ、ビックリした…」

いや、こっちはあのスピードで追い付けた2人にビックリしてます…

『2人とも！坂だよ！私、坂が1番好きなんだぁ！』

私がニコッと笑って振り返ると2人が顔を方赤くしていた。

どうしたんだろう？

あぁ。やっぱり坂は楽しい！ヤバい…翼が出ちゃう…

出してもいいよね…！

『ふふっ！私、先に行ってるね！』

そう言って私は翼を出す。

あはっ！楽しい！

そう思いながら自転車を回していたらいつの間にかゴールしていた。

『はぁはぁ…疲れた…』

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