【d！】ハッピーエンドが１つとは限らない (ページ17)

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ヒマワリ/桃ページ17

最近、誰かに見られている気がする。

　自室に一人でいるときも、ふと視線を感じたり、見られている感じがしたりする。
実際には誰もいないんだけど。

　書庫室で怖い本読んだからかなぁ……。そういうの意識すると視線がもっと気になった。

　「ねぇロボロ、この中にスパイとか、いないよね……？」

rbr「？まぁ俺の見た限り怪しいやつはおらんけど。どうしたん？」

　「なんか、最近……誰かに視られている気がするなって。」

　スパイや怪しい人物ををいち早く見つけられる情報部隊。

城中にある監視カメラの確認は情報部隊が担当しているので、ちょっと聞いてみた。けど、それらしき人物はいないという。

　じゃあただの怖がりすぎているだけ？いや、確かに視線を感じたんだけど……。

rbr「そういえば。昨日の夜、花束作ってたみたいだけど、上手にできた？」

　「あ、うん。」

　そう問われて反射的に返したけど。

　よく考えるとおかしいな？

　あの花束、彼にサブライズで渡したいからこっそり作ってたのに。

　何でロボロくんが知っているんだろう。

・

ヒマワリ:私は貴方だけをみつめる。