刀剣乱舞＆名探偵コナン 〜再会の物語〜

No.12 ページ12

コナン目線


日和さんの言葉にAさん達を見ていた人達からクスクスと笑い声や気味が悪いという声が聞こえる


幹二郎「おい、やめないか。客の前だ。」


日和「ふふ、これは失礼。」


なんだか見下した感じの日和さん

とても居心地が悪い

Aさんは手をぎゅっと結び、こちらに背を向けどこかへ行ってしまった

だが、周りに居た男性達はエスコートしている男性を除いて残っている


勝臣「で、君達は一体誰なんだ？

同伴者可能とは書いてあったが………まさかアレの友達とでも言うじゃないだろうな？」


菜乃花「あら、アレに友達なんているの？」


その言葉に蘭や園子が口出そうとした

だが、


??「我々は、彼女の友達ではありません。

家族、ですよ。」


そう空色の髪の男性が言った

??「はぁ、ここまで酷いとは思わなかった。

居心地悪ぃから俺はAねぇの処に行く。」


低い声で言ったのは藤色の瞳の男の子だった

見た目は儚い系の男の子なのに、かなり低い声だった

彼は冷めきった目で彼らを見て、Aさんが行った方向へ歩いて行った


重次郎「酷い、だと？」


??「気づいていらっしゃらないのは重症ですね。」


??「そんなんで、よくここまでこられたものだねぇ。」


今度は藍白の髪の男性が言い、碧色の男性が笑いながらそう言った


??「口を慎んでください。

彼女は貴方がたよりも高い地位と力をお持ちです。

それは御当主様も知っておられます。

あまり彼女に嫌な気持ちを味合わせないでください。」


そう言って彼らもAさんが行った方向へと歩きだした

後ろでは雛里さんが見惚れていたりしていた









幹二郎「すまんなじろちゃん、ウチの者が。」


次郎吉「かんさんも大変じゃのぉ。

ところでさっきの童は誰じゃ？」


幹二郎「あの子は次男の勝之の娘じゃ。

11年前に夫婦揃って強盗に殺されてな、あの子もベランダから落とされて危うく死ぬところじゃった。

幸運にも命は助かったが、足の筋を強盗に切られ、目の神経も落ちた時に傷ついて目が見えなくなった。」


幹二郎さんの言葉に俺達は言葉を無くす

流石の安室さんも驚いているようだった


次郎吉「そうじゃったのか。

それで、周りにいるあの男共は？

ワシが見たところかなりの者のようだ。」


幹二郎「そこまではじろちゃんでも話せん。

さぁ、今は楽しいパーティーだ。

存分に食べて飲んで楽しんでくれ。」

No.13→←No.11

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す