刀剣乱舞&名探偵コナン 〜始まりの話〜

No.9 ページ9

コナン目線


その夜、トイレに行くという理由で部屋から出た俺達


蘭や園子達はもう寝ているし、おっちゃんも既に爆睡中


簡単に部屋から出られた



時刻は10時半



俺と安室さんは廊下に座り、安室さんがつけた盗聴器の音を聞く



イヤホンから聞こえた音はAさん一人の声だった





A『はい、そうです五人来ました。

一人は小さい眼鏡の子供。

もう一人はチョビ髭の男性。

それと、その男性の弟子の男性と後、私と同じか少し上の女性二人です。


いいえ、特に変わった事はありません。

ただ、眼鏡の子供と弟子の男性が少し気になって。


いえ、悪い感じはしないんです。』


どうやら、電話しているようだ


その電話の内容は俺達なのだが、やっぱり俺と安室さんは怪しまれていた



A『偽名とか、使っているみたいで。

理由とかはわかりません。

あぁ、多分大丈夫ですよ。


もし、何かあったら皆さんがいるから大丈夫です。


はい、また何かあったら連絡します。

では、また。』



どうやら、電話は終わったようだ


電話の相手の声まではわからなかった


A『はぁ、早くどうするか対処しないと。

此方の仕事が出来ない。』


仕事？

何の仕事だ？


俺達が居ては出来ないのか？


山奥でするような仕事と言えばなんだ……



陶芸とかたまにこんな山奥でするだろうが、俺達が居ても大丈夫だろう


畑仕事か？


それも俺達が居ても出来る仕事だ


この雨だから畑でも出来ねぇだろう



A『この雨、一週間止まないって言ってたっけ。


この際、"けいしゅ"でも変えようかな。

でも、そしたら逆に怪しまれるかぁ。」



けいしゅ？


掲出、警手、軽舟……


うーん、どれも違うな




意外とAさんは話すが俺達が欲しいような事は話さなかった



すると……



⁇『よろしいですか？』


A『あっ、"いちご"さん。

どうかしましたか？』


襖が開く音が聞こえると、いちごと言う男性の声



いちご『夜分遅くにすみません。

書類を持ってきました。』


A『あぁ、今日の。態々すみません。』



いちご『いえ、構いませんよ。

おや？袖にゴミが付いていますぞ。』






ブチッ






安室「……バレたみたいだね。」



コナン「うん……

あのいちごさんって言う人が潰したのかな。」


安室「恐らく、そうだと思う。」


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