刀剣乱舞&名探偵コナン 〜始まりの話〜

No.11 ページ11

コナン目線

翌朝になると隣の部屋から音が聞こえた


確か、隣の部屋は俺達が夕御飯を食べた所だ



襖を少し開けると、

そこでAさんと堀川さんが朝御飯の用意をしていた



A「あっ、おはよう。」



Aさんは俺に気づき朝の挨拶をしてくれた



コナン「おはよう。

朝御飯、ありがとう。僕も何か手伝うよ。」



堀川さんは俺の方を一度も見ずにお味噌汁を注いでいる



A「そう？

なら、ご飯を注ぐのを手伝ってくれる？」



コナン「はーい。」


俺はAさんからしゃもじを受け取り、茶碗に盛り付ける


Aさんが殆どしてくれが、後二人分残っていたので俺がする



にしても、美味しそうなお米だなぁ


すげーキラキラしてる




コナン「凄く美味しそうなお米だね。

何処のお米なの？」



A「うーん、いつも通販で購入してるから何処のお米かはわからないの。

ごめんね。」



通販……？


ここ、通販とか届くのか？



コナン「そっかー。


はい、注いだよ。」



俺は二人分の米を注ぎAさんに渡す




A「ありがとう。

じゃあ、また食べ終わったら廊下に置いてて。

後で取りに行くから。


あまりこの離れから出ないで。

本殿の方は本当に広くて迷子になるから。」



そう言って出て行く二人



すると、急にAさんが止まる



A「そうそう、それと、今外晴れてるよ。」



Aさんはそう言って襖を全開にする


外は太陽が眩しいくらいに輝いていて、昨日の雨が嘘のように晴れている




A「この分だったら、あなた達の洗濯物が昼には乾くから、今日中に帰れるよ。」




そう言ってにっこり笑うAさん


でも、昨日の夜は雨は一週間続くって言ってたような？



そう思って聞こうと思ったが、Aさんの隣にいる堀川さんの目が


昨日と同じく鋭い瞳でこちらを見ていた





その瞳はまるで、"刃物"のような鋭さと冷たさを持っていた




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