No.7 ページ7
A目線
小烏丸「折れ刀をどうするのだ?
まさかとは思うが……
治そうとは思っておるまい?」
A「そうですよ。」
私は当たり前のように答える
小烏丸さんがそういうのはわかる
折れた刀は普通元に戻らない
"普通"は
でも神居さんは言っていた
稀に霊力が高く質が良い審神者が
折れた刀を治すという事があると
ただこれは100分の1ぐらいの確率らしいから
やるだけ無駄だと言われた
でも、何もせずに諦めるのは嫌だ
A「お願いします。」
小烏丸「……………わかった。しばし待て。」
A「ありがとうございます。我儘に付き合ってくれて。」
小烏丸「子は父に我儘を言うものだ。」
小烏丸さんは気にするなと言ってくれた
あぁ、こんな時に目が見えたならよかったのに
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
私達は離れに向かっている
A「どれくらいの刀が折れていましたか?」
小烏丸「槍や打刀、太刀、脇差、短刀があった。9振りあるぞ。」
A「重くないですか?私、持ちます。私が言い出しっぺだから。」
私は車椅子の車輪を止めて手を広げた
小烏丸「ならば、この短刀と脇差を頼む。」
そう言われ、膝の上に乗せられた
A「短刀と脇差は何振りありますか?」
小烏丸「短刀は3振り、脇差は1振りだな。」
私は膝に乗っている刀を触れた
A「痛かったよね………
もう、大丈夫だよ。」
小烏丸「…………………………」
.
.
.
こん「主様ー!小烏丸様ー!どこに行ってたんですか!?
とゆうか、手に持っている刀はなんですか!?」
こんのすけ、うるさい
A「こんのすけ、役人の人はなんて言ってたの?」
こん「軽くスルーしないでもらいます!?」
いいから、早く言ってほしいんだけど
こん「えぇーとですね。私の後ろにあるダンボールの中に入っております。
これを組み立てるだけでよろしいそうです。」
小烏丸「ならば、我がしよう。」
A「なら、刀達をください。私が持ちますから。」
小烏丸「しかし、重いぞ?短刀や脇差とは違う。」
声で心配しているのはわかる
でも……
A「私が持ってきたいと言ったからいいんです。重さくらい我慢しますよ。」
小烏丸「わかった。無理はするなよ。」
膝に重みが重なる
刀って結構重いんだなぁ
あっちでは小烏丸さんがこんのすけの指導のもと
私のためにスロープを組み立ててくれてる
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チャケマン - あのすみません夢主ちゃんは夢の中では目が見えているという設定なのでしょうか (2020年2月8日 17時) (レス) id: de774af347 (このIDを非表示/違反報告)
yuuna(プロフ) - あいさん» 更新がいつも遅く申し訳ないと思っています。面白いと言ってくれてとても嬉しいです!これからもよろしくお願いします! (2019年2月21日 6時) (レス) id: 097d62e6cb (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 名前変換できるようになっていて嬉しいです!コナンの方も見ました!面白かったです!これからも、更新頑張ってください! (2019年2月21日 5時) (レス) id: 77617d67f3 (このIDを非表示/違反報告)
yuuna(プロフ) - 通りすがりさん» なんというか、最初の方は小烏丸と大和守達しか主人公の過去は知りません。長谷部には宗三が話していますが他の刀達は知らないという事になっています。わかりにくい表現だったならすみません。 (2018年10月16日 20時) (レス) id: 097d62e6cb (このIDを非表示/違反報告)
通りすがり - あの、23話(と45話)で主人公の過去を知らない…みたいに書かれていたんですけど、初めの方で政府?の資料?の書類を男士たちに公開してなかったでしょうか?それとも書類には詳しい事情や視力を失った、歩けなくなった原因などは書かれていなかったという事なんでしょうか? (2018年10月16日 12時) (携帯から) (レス) id: 4f4058a2da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yuuna | 作成日時:2018年3月16日 10時