目が見えない 歩けない審神者

No.47 ページ47

A目線

A「本当にどうしよう……」


移動していた道を戻るしかないよね


でも覚えてない……


あぁ、本当にやっちゃったよぉ


すると………


⁇「おや？ひとのこがどうしてここにいるのですか？」


幼い声が聞こえた


下の方から聞こえたよね？


⁇「今剣よ、新しい審神者ではないのか？」

今度は上の方から

まさか、刀剣男士？

これって、かなり危ないよね……


今剣「なるほど！

それではあなたですね？めがみえないくてあるけないさにわは！

あるけないのはぼくとおなじですね！」


と、言ってきた


同じ？


A「私と同じって、貴方も歩けないんですか？」


今剣「はい、ぜんにんにやられてあしがうごかなくなったんです。

だからおなじです！」


⁇「………………」


A「あの、それって手入れしたら治りますか？」


⁇「手入れをしてくれるのか……？」


A「はい、勿論。」


私は笑顔で答えた


今剣「うわぁー！ていれなんてひさしぶりです！

おねがいします！」


A「任せてください。それじゃ、私の手を握ってください。」


すると、私の手を強くぎゅっと握ってくれた

その手はとても小さかった


私は霊力を流し込む


今剣「ありがとうございます！"あるじさま"！」


私は手入れをした後その子から抱きつかれた


今剣「ぼくは、今剣！ よしつねこうのまもりがたななんですよ！ どうだ、すごいでしょう！」


A「よろしく、今剣君。」


今剣「はい！

ほら、岩融もあるじさまにあいさつしてください！」


岩融「ガハハハハ！

今剣が主と認めたか！ならば俺も認めるしかないだろう！

俺は岩融、武蔵坊弁慶の刀よ！」


岩融さんはとても声が大きくて声を聞いただけで強いだろうなぁと思った


私も言わないといけないよね


A「私は柊A。

ここの審神者になりました。

よろしくお願いします。」


私は頭を下げて言った


今剣「あるじさまはれいぎただしいかたですね！

ところであるじさまはどうしてここに？

ここはあるじさまの命をねらうかたなたちがたくさんいますよ？」


岩融「例えば後ろから主をつけている奴らとかな。」


つけてる？


えっ、誰から……？


⁇「なんだ、気づいていたのか。」


⁇「バレてるとは思わなかったなぁ。」


この声は……


聞いたことがある


最初の声は大広間で私を殺そうとした刀


二人目はたしか、燭台切さん





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