目が見えない 歩けない審神者

No.45 ページ45

A目線


それから暫くして出陣部隊が帰ってきた


みんな怪我がないらしく、獅子王さんが誉？を取ったらしい


小烏丸「主よ、たった数日でよくここまで頑張ったものだな。

偉いぞ。」


小烏丸さんはそう言って私の頭を撫でてくれる


小烏丸さんは私の頭をよく撫でてくれて本当のお父さんみたいだった


宗三「あと、どれくらいの刀が手入れを受けてないんです？」


大和守「えっと……

まず三条の今剣、小狐丸さん、三日月さん、岩融さん、石切丸さん。」


乱「来派の愛染と蛍丸と明石さん。」


博多「日本号もしとらんちゃんね。」


伽羅「光忠、国永。」


御手杵「蜻蛉切とにっかりと陸奥守、あと同田貫。」


平野「鶯丸様もです。」


秋田「太郎太刀さんと次郎太刀さん。」


長谷部「それに、歌仙。これくらいだろう。

その中の愛染や蛍丸は重傷よりの中傷。」


一期「三条の方々は前任のお気に入りでしたので、特に人間を恨んでいるかと。」


薬研「一筋縄ではいかねぇ奴らが残ったな。」


と、ため息をつく薬研君


そんな少し重い空気の中



鯰尾「まっ、なんとかなりますって。」


と、明るい声で言う鯰尾君


骨喰「兄弟、空気をよめ。」


ベシッといい音が聞こえた


その後鯰尾君のイテッと言う声も


すると、ドッと笑いが起こった









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NO目線


三日月「さて、どうしたものやら。」


離れを遠くから見ている三日月


鶴丸「まさか一期まで手懐けるとはな。

驚きだぜ。」


燭台切「これからどうするんだい？

あの審神者にはかなりの人数の刀がいるよ。」


三日月「なぁに、俺に任せろ。

考えがある。」


すると、三日月は裾で口を隠し笑った


その姿はゾッとするほど美しかった









離れでは笑い声が聞こえていた









この時、Aはまだ知らなかった









これから起きる出来事の事を









その出来事はAの辛い過去を思い出させるきっかけとなる









そして、皆知ることになる









Aの辛い辛い過去の事を









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