No.36 ページ36
鶴丸目線
離れにまた刀剣男士の気配が増えた
仲良くご飯中のようだった
人間の毒牙にかかり馬鹿な連中だ
そう思いながら廊下を歩く
すると、縁側で茶を飲んでいる二人がいた
鶴丸「よう、三日月に鶯丸。」
三日月「あぁ鶴丸か。
どうかしたか?」
鶴丸「いや、離れの人間の事を考えていたら君達を見かけただけさ。」
俺はそう言って三日月の隣に座る
鶴丸「おれにも茶一つくれ。」
そう言いながら茶菓子の最中も食べる
三日月「人間か………
さて、どうしたものか。
ここにはもう人間など必要ではないと言うのに。」
そう言って茶を飲む三日月
鶯丸「だが、人間がいないと俺達もこの姿を維持できない。
それに、手入れもされないぞ。」
庭を眺めていた鶯丸が言った
鶴丸「なんだ鶯丸。
君はあの人間の肩をもつのか?」
鶯丸「俺は茶が飲めればなんでもいい。」
茶を飲む鶯丸
あくまでも傍観に徹するという事か
鶴丸「俺達があの人間を殺して、その姿を維持できなくなり、茶が飲めなくなったらどうする?」
鶯丸「その時はその時さ。」
三日月「まぁ、人間が死んでもすぐにこの姿が消えるわけではないからな。
その証拠にあの前任が居なくなってから一週間たっても
俺達が消える事はなかった。」
消えた方がいっそ楽だった
そう言ってように聞こえた
鶴丸「そう言えば昨日から一期が騒いでいたな。
五虎退がいないと。」
三日月「ふむ、俺は見ていないが?」
鶯丸「俺は昨日会ったぞ。
俺に虎達を見てないか聞いてきた。
なんでも虎達がいなくなったらしい。」
⁇「それは本当でございますか?」
おや?
鶴丸「一期か。」
一期「鶯丸殿、先程の話は本当でございますか?」
鶯丸「あぁ。
だが、俺もそれからは見ていない。」
そう言ってまた茶を飲む鶯丸
一期「そうですか………」
その様子だとまだ見つかってないらしい
一期「動ける弟達と五虎退がいそうな場所を全て探しましたが見つからんのです。」
そう言って俯く一期
鶴丸「案外、離れにいたりして……」
これは冗談で言ったつもりだった
だが妙な沈黙が続く
一期「まさか……」
三日月「だが、離れの方は探しておらんのだろう?」
一期「そうですが、五虎退が自分から離れに行くはずなど……」
鶯丸「虎達が離れにいたとしたら?
それだったら十分に行くきっかけになるはずだ。」
一期は顔を青くしてどこかへ走って行ってしまった
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チャケマン - あのすみません夢主ちゃんは夢の中では目が見えているという設定なのでしょうか (2020年2月8日 17時) (レス) id: de774af347 (このIDを非表示/違反報告)
yuuna(プロフ) - あいさん» 更新がいつも遅く申し訳ないと思っています。面白いと言ってくれてとても嬉しいです!これからもよろしくお願いします! (2019年2月21日 6時) (レス) id: 097d62e6cb (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 名前変換できるようになっていて嬉しいです!コナンの方も見ました!面白かったです!これからも、更新頑張ってください! (2019年2月21日 5時) (レス) id: 77617d67f3 (このIDを非表示/違反報告)
yuuna(プロフ) - 通りすがりさん» なんというか、最初の方は小烏丸と大和守達しか主人公の過去は知りません。長谷部には宗三が話していますが他の刀達は知らないという事になっています。わかりにくい表現だったならすみません。 (2018年10月16日 20時) (レス) id: 097d62e6cb (このIDを非表示/違反報告)
通りすがり - あの、23話(と45話)で主人公の過去を知らない…みたいに書かれていたんですけど、初めの方で政府?の資料?の書類を男士たちに公開してなかったでしょうか?それとも書類には詳しい事情や視力を失った、歩けなくなった原因などは書かれていなかったという事なんでしょうか? (2018年10月16日 12時) (携帯から) (レス) id: 4f4058a2da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yuuna | 作成日時:2018年3月16日 10時