目が見えない 歩けない審神者

No.18 ページ18

堀川目線

大和守「主達は見つかった？」


堀川「いや、こっちには居なかった。」


僕達は厨付近を探した


でも、誰もいなかった


大和守「厠にも行ったけどいなかった。」


堀川「じゃ、どこに……」


主さんと小烏丸さんが無断でどこかに行くのは考えにくい


しかも、ご飯とかしゃもじとか片付けもせずに



それじゃ、強制的に……？


または誰かに呼ばれたか



僕はそこまで考えると……


堀川「大和守さん、大広間に行ってみない？」


大和守「大広間に？

今行ったらまずいんじゃ……」


堀川「うん、そうなんだけど、なんかそんな気がして…」


大和守さんはジッと僕を見て

縦に首を振った


大和守「堀川がそう言うなら行こう。」


そうして、僕達は大広間へ向かった









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大広間まで近づくと……


ガキィィィィィィィン


金属音が聞こえた


大和守「まさか……」




大広間まで行くと、


主さんに刀を向けている鶴丸さんがいた


考えるよりも先に体が動いた



大和守「主に触るな！」

堀川「主さん！」


大和守さんが鶴丸さんの刀を弾いた


僕は押されている小烏丸さんのところへ



鶴丸「これは驚いた！

まさか大和守と堀川がいるとは！

審神者が顕現したのか？」


鶴丸さんは僕達は新たに顕現された刀だと思っている

大和守「言っとくけど、僕達はここの本丸にいた僕達だからね！」


ガキィィィィィィィン


A「ひっ！」


主さんは怖くて耳を塞いでいる


早く逃がさないと……！


鶴丸「記憶があるのか……？」


大和守「違うよ……！

堀川と一緒に出陣して折れた僕を、主は治してくれた。」


鶴丸「折れた刀を治したのか……！

驚きだ！」



堀川「小烏丸さん、一期さんは僕がやります！

貴方は主さんを！」


小烏丸「すまぬ。」


そう言って小烏丸さんは主さんの元へ


一期さんは行かせないと刀を振るうが…


堀川「行かせませんよ！」







大和守「主は行ったね、僕達も行こうか。」


堀川「そうだね。」


僕達は鶴丸さん、一期さんを見て

一気に距離を縮め、刀を横に振った


鶴丸「ぐっ…」

一期「かっ……」


大和守「今の内に……」


僕達は大広間を後にした




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