目が見えない 歩けない審神者

No.17 ページ17

A目線

⁇「これは驚いた！

まさか大和守と堀川がいるとは！

審神者が顕現したのか？」


大和守「言っとくけど、僕達はここの本丸にいた僕達だからね！」


そう言ってまた金属音が響いた


ガキィィィィィィィン


A「ひっ！」


私は怖くて耳を塞いでしまった


⁇「記憶があるのか……？」


大和守「違うよ……！

堀川と一緒に出陣して折れた僕を、主は治してくれた。」


⁇「折れた刀を治したのか……！？

驚きだ！」




小烏丸「主！

ここを離れるぞ！」


小烏丸さん！


A「小烏丸さん！大丈夫ですか！？」


小烏丸「我は無事だ。

一期の相手は堀川がしている。

今の内に行くぞ。」


そう言って車椅子は動き出した


小烏丸さんが押してくれているのだろう


離れに向かっている途中、血の臭いがした


小烏丸さんきっと怪我をしている


この時自分の弱さが憎かった





目が見えて入れば……


足が動いて入れば……




そんな事を思ってしまう



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堀川目線 厨後

堀川「おにぎり作って来たよ。」


僕は今、主さんと作ったおにぎりを離れまで持っていったところだ


乱「あのね、主さんおにぎり作るのがとても上手なんだよ！」


堀川「まだ、主さんと小烏丸さんが厨にいるから、行ってくるね。」


大和守「今度は僕も行くよ。

乱と交代。」


乱「うん、よろしくね。」


そう言って僕と大和守さんは離れから出た


後ろから



御手杵「美味い！」


獅子王「これ、美味しいな！」


宗三「久しぶりに食事をしました。」


前田「とても美味しいです！」


秋田「今度は僕達も作りに行きたいですね。」


乱「ボクもまた主さんと一緒にしたいなー。」


狐「鳴狐！油揚げもございますよ！」


鳴狐「そうだね。」








大和守「嬉しそうだね。」


堀川「うん。

主さんも楽しそうに作ってたよ。」


大和守「そうなんだ。

またこうやって、話せたり、動いたり、おにぎり作ったりできるなんて、思っていなかったからなぁ。

主には感謝しなきゃね。」


堀川「うん、そうだね。」









.









堀川「あれ……？

主さん？ 小烏丸さん？」


厨に着いた僕達は驚いた


厨には誰もおらず


ご飯もそのままで、まるでその場から消えたみたいな感じだった

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