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大学4年生になって侑司がドラフト指名されるのはもう確実だった。

その通りにドラフト指名されてプロに練習に行くようになって
全くといっていいほど会えなくなった。


立命館のある京都にすむ私と
ほとんど所沢に移って寮暮らしを始めた侑司。

最初の方は電話もしてたけど、
その回数もどんどん減っていって
最後にはLINEさえもしなくなっていった。


そんな日が続いて不安になったんだ。

侑司に彼女がいるって噂を聞いて。


当時、私たちは誰にも言わずに付き合っていた。

高校生の時、野球部が恋愛禁止だったこともあって
噂になると面倒だったから。

大学生になってもその状態が続いてたから
誰も知らないまま6年間過ごしてた。


だから、侑司に彼女がいるって噂が学校中を包んで
会えてなかったし話してなかったのもあって

不安でどうしようもなかった。




そしてその状態のままで侑司は大学を卒業して
西武ライオンズでプロ野球選手になった。


金子「外で話すんもあれやな
撮られたら俺もAも迷惑やし、どっか行こ」


「私の家でいいよ」


なんで家がいいなんて言ったのか、
今考えたらものすごくバカだと思う。

でも、近くで久しぶりの侑司を感じたかった。

近くに停めてあった侑司の車に乗って私の家へ。
マンションの狭い部屋に侑司を案内した。


金子「家具変えたんやな」


「変えたよ、全部思い出しか無かったから」


そう言えば悲しげに目を伏せて笑う。

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瑠杏(プロフ) - latteさん» 大変長らくお待たせして申し訳ありません。そしてこんなに経ってお返事をするのもいかがなものかと思いますが、無事完結いたしました。最後の2人を見届けてあげてください。コメント本当にありがとうございました^^ (2022年7月26日 0時) (レス) @page24 id: 4ed0b191d0 (このIDを非表示/違反報告)
latte - 一気読みしてしまいました…!もう更新のご予定はないのでしょうか?いつか更新されることを願っています! (2021年5月5日 10時) (レス) id: d0e9746bc6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:瑠杏 | 作成日時:2020年10月11日 17時

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