CHAPTER 1 ページ3
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重たい体に鞭を打ってベッドから起き上がり、
大きく背伸びをすることから私の一日は始まる。
窓を開けて朝の空気を吸い込んで
昨日の夜仕込んだフレンチトーストを焼きながら
常温の水をコップ一杯飲む。
お気に入りのダイニングと寝室、トイレとお風呂別の
狭いマンションの部屋。
焼きあがったフレンチトーストにはちみつをかけて
粉砂糖をふりかけていただく。
…うん、美味しくできた。
私は甘ったるいこのフレンチトーストが好き。
だけど、彼はあんまり好きじゃなかった。
こんな甘いの食べれんわ、と笑ってたけど
最後まで残さずに食べる彼が好きだった。
「ごちそうさまでした」
ゆっくり朝を楽しんでる場合じゃ無い。
時計を見て焦りながら洗い物をして準備を終えた。
通勤用の青いリュックを背負って家を出た。
お気に入りのアルファロメオの赤い車を走らせる。
朝は道が空いてるなあ、と
思いながらクラブハウスの駐車場に駐車した。
チームカラーが赤いから周りの車も赤が多い。
何かの宗教レベルなんじゃないかと思うくらい赤ばっかり。
私も人のこと言えないや。
「おはようございまーす！」
槙野「おはよう」
「今日は遅刻しませんでしたね」
槙野「余計なお世話」
毎日毎日からかってきて仲良く話してるのは槙野智章選手。
智章さんって呼ばせようとしてくるけど
頑なに槙野さんって呼び続けてる。
なんか弱みを握られたみたいで嫌なんだよなあ。
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瑠杏(プロフ) - latteさん» 大変長らくお待たせして申し訳ありません。そしてこんなに経ってお返事をするのもいかがなものかと思いますが、無事完結いたしました。最後の2人を見届けてあげてください。コメント本当にありがとうございました＾＾ (2022年7月26日 0時) (
レス) @page24 id: 4ed0b191d0 (このIDを非表示/違反報告)
latte - 一気読みしてしまいました…！もう更新のご予定はないのでしょうか？いつか更新されることを願っています！ (2021年5月5日 10時) (レス) id: d0e9746bc6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠杏 | 作成日時：2020年10月11日 17時
