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「はぁ!?」









ここが図書室だって知ってる。



けど、そんなのは構わずに私は叫んだ。









「大貴呼ぼっかな、」



慧「え、ちょ、だめ!」









目の前に置いてある大量の本と、伊野尾くんを見てため息をつく。









去年図書委員会に入っていた私には分かる。



新学期が始まったばかりのこの時期、
本棚の本を全て取りだし、整頓してまた戻す という仕事がある。









「なんで、伊野尾くん一人なの?」



慧「皆用事があるとか言って逃げちゃったんです。



で、A先輩をここに呼んだのは、ただ一緒に過ごしたかっただけなんです」









まるでフィルターがかかったみたい。



私を説得させようと慌てて話している伊野尾くんは……



なんだか可愛い。









慧「ごめんなさい、やっぱ迷惑でしたよね、、
帰ってください!」



「ばか、手伝うよ。やろ?」









伊野尾くん…… ちょっとずるい。



そんな柔らかくふわふわして笑顔で"一緒に過ごしたい"なんて



不覚にもドキッとしてしまった。









背中をぽんぽんと叩きながらそう言うと、伊野尾くんは目をうるうるさせて、嬉しそうな顔をする。








「んー、今日は早く帰れなさそうだね。」



慧「ほんと、すみません!」









本当は怒りたいのがやまやま。



先輩の私をコキ使おうとしてたなんて。



……同い年だったら。
こんなことも遠慮しないでできたのかな?

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設定タグ:Hey!Say!JUMP , 伊野尾慧.有岡大貴 , 後輩   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:すん | 作成日時:2016年4月29日 23時

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