今日:11 hit、昨日:15 hit、合計:49,686 hit
小｜中｜大
34 ページ34
慧「ふふっ、何か新鮮ですね！」
急ぐことなく、ゆっくりと校舎を歩き抜けようとする。
この隣にいる伊野尾くんが……
まだ信じられない。
慧「A先輩、今度はちゃんとキスしたいです」
すごく直球な言葉。
あれ？ キスってどんな風にするんだっけ……
慧「失礼します！」
"ﾁｭｯ"
あたふたしてる私に、可愛いリップ音を立たせてキスをした伊野尾くん。
これが、付き合ってから1回目のキスだ。
まだ慣れないことがいっぱいな私。
伊野尾くんと一緒にこれからも歩んで行けると良いな。
慧「A…。」
「…えっ？」
慧「Aって呼ぶねっ」
目を細めてにこって笑いながら言った伊野尾くん。
呼び捨ては、初めてじゃないのにいつも以上に鼓動が早くなって、顔が赤くなっている気がする。
「私は……恥ずかしいから！ 何も言わない！」
慧「えー、Aー！」
初めての二人きりの下校はとても楽しかったな
大貴に報告しなくちゃ___
明日からは、いつも通りに戻ってくれるんだって
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 76人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：すん | 作成日時：2016年4月29日 23時
