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伊野尾くんと二人きり____
そんなことばかり意識しちゃって、
さっきまではかどっていた勉強も手が止まっていた。
慧「いやぁ、暑いっすね」
「…、そうだね」
いつものように会話が弾まない。
伊野尾くんも、手が止まっちゃってるし。
大貴、早く来ないかな？
慧「A、せんぱい…」
ふと目を合わせて、私の名前を呟いた伊野尾くん。
その声はちっちゃくて、消えちゃいそう
慧「ごめんなさいっ」
謝る理由もない
"なんで？"って聞こうとしたのに…っ。
目を瞑った綺麗な伊野尾くんの顔が近づいてきて聞けることも聞けない
「どうしたのっ」
必死でそう言った。
けど、薄々気付いてたんだ。
私は……伊野尾くんに"キスをされる"と。
「…んっ」
触れた唇は、熱くて柔らかい。
唇が重なった瞬間、驚いて目を開けたけど、そこには伊野尾くんの綺麗な顔がある事実しかなかった。
慧「せんぱい……」
ゆっくり目が開いて、ゆっくり離れた彼。
くりくりのその瞳は、なぜか潤いがあって
慧「本当に、すみません！！
俺、A先輩の気持ちも考えずにっ」
「あ、うん……大丈夫だよ、勉強しよっか」
どこか気まずくて、目を合わすことができない。
必死に他のことに考えをそらそうとする。
でも、胸はどきどきしっぱなしで。
大貴、早く来てよ。
だいき……？
ここ、大貴の部屋だった。
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最近更新できてなくて、すみません!!
近々、テストがありまして……
占ツクを続けるためにも、勉強に励んでます!!
では、またテストが終わったとき……
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作者名：すん | 作成日時：2016年4月29日 23時
