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六話 ページ6

ノルさんの家は一言で言うと、とても広い。とにかく広い。



家具は必要なものしか置かれていなかった。



机、椅子、冷蔵庫など…。部屋はシーンとしていて寂しく感じる。




「…あ、そこさ座れ。」



「は、はい。失礼します…。」



そう言われて椅子に座った。



向かい側にはノルさん。



しばらくは沈黙が続いた。



何を話そう、返事をしてくれるだろうか、そんな不安ばかりが募っていく。



が、その沈黙を破ったのはノルさんだった。




「えっと…A?」



「は、はい?」



「名前……Aであっとる?」



「あ、あってますよ…。」




再び沈黙。ああ、どうしよう。



次は私から話した方がいいよね。



覚悟を決めて口を開く。




「ノルさんは、何年生ですか?」



「中三。」



「ひゃ?!中三ですか!同じです!」




学年を聞いてみれば、まさかの中三。



外見的に高校生かなと思ったら全然違った。



たぶん、彼は背が高いし雰囲気が大人っぽいから高校生に思えるのかな。




「Aも中三か。学校、同じだべな。」



「そう…ですね!!同じです!やった…!」



ノルさんと一緒の学校生活って楽しそう。



早く学校に行きたいな。



一人ではしゃいでいると、ノルさんがあー、と声をあげた。




「どうされました?」



「明日から学校だべな…。」



「あ…今日、日曜日でしたっけ?」



「んだ。」




今日は日曜日なのか。すっかり忘れていた



そう言えば学校に入るための手続きはできているのだろうか。




「ノルさん、学校一緒に行きませんか?あの、何だか心細くて…。」



「えがっぺ。」



「え、えが…?」



「行く。」




東北訛りなのか?私にはよく理解できない。



けど、何だか可愛らしい。




「ありがとうございます!!」



わーい、と喜んでいるとノルさんがくすりと笑った。



……気がした。






────
朝、起きてからここを覗いてみると評価とお気に入りが増えていたのでビックリしました。


嬉しすぎます!ありがとうございます!


それもそうですが東北訛りわかりません。


違ってたらすみません。


東北訛りって可愛いですよね、憧れます!


最近ノル君の影響でしょうか。東北訛り(みたいな)が出てくるのですが…。


訛り可愛いです。テレビ見てて訛ってるの聞いたら本当にもう…。



あ、文字数が…。



えっと、これからもこの作品をよろしくお願いします!!

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作者名:みずりんろーる | 作成日時:2017年5月15日 7時

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