名前って大事じゃん ページ11
『国木田のなまえ？』
与「ああ。なんで下の名前で呼ばないのか気になってねェ」
鏡「貴女があの人を好きなら、下の名前で呼ぶはず」
ナ「ナオミも気になってましたわ！」
『えぇそんなに？』
此処は喫茶うずまき。今日は女子会というやつを開催した。
まぁ、初めてなのだが。
不束は珈琲を口に運び、困ったように笑った。
『小さい頃は下の名前で呼んでたんだけどねー、国木田の方が大人になるにつれて苗字で呼ぶようになったの。かなしーなァ』
ナ「幼馴染ですもんね！」
鏡「おさななじみ…」
『うん。学校が一緒でねー。ほんとに小さい頃の国木田は可愛かったなぁ今も可愛いけど！』
与「同時期に入社してくるぐらいだからねェ」
与謝野は頬杖をつき、ニヤニヤと語る。不束は与謝野の真正面にいるせいか、表情は筒抜けだ。
『…えへへ！国木田のいないところに居る意味はないからね！』
ナ「まぁ！まさに愛ですわね！！」
鏡「あい…」
『まさにそうなんだよね』
真剣な貌で話しているが、やっていることはまさにストーカーだ。若干引き気味の鏡花と与謝野を置いて、ナオミと不束は話がエスカレートしていく。
ナ「ナオミも不束さんのように毎日愛を兄様に伝えているのですけど、なかなか答えてくれなくて…」
『ナオミちゃん、明らかに谷崎は脈アリだから安心しな。私が保証する。あと、やれば一発で落とせる技があるんだけど』
ナ「まぁ！ほんとですか？！ぜひ教えてくださいまし！」
『ふふふ、それはねぇ_______..』
与「まァた谷崎を揶揄うつもりだね」
鏡(どうしてそれをあの人にはしないのだろう)
(_____あ、)
思い出したのは、昨日の女子会での会話。
(名前…名前かぁ最近呼んでなかったなぁ)
最近といっても、ここ数年である。ずっと仕事ばかりだったのと、周りが国木田と呼ぶから流されていた節もある。
しかし、今は敵との交戦中だ。
不束は二丁拳銃を構え、マフィアの残党を処理している。それは国木田も同じで、互いに背中を任せている形で銃を撃っていた。おかげで周りは断末魔で溢れている。
敦「ｯ国木田さん！残りの一人が車に乗って逃走しましたｯ！」
国「……此処らの道はほぼ直進だったな。不束、やれ」
『命令口調も好きｯ！
"独歩君"の頼みは断れないしね！』
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夜(プロフ) - ゆいたろー！さん» ご愛読ありがとうございますー！これからの展開が気になりますね！ (2月21日 0時) (
レス) id: 2f7e82fb3c (このIDを非表示/違反報告)
ゆいたろー！(プロフ) - もしかして、国木田くん元々夢主ちゃんのお姉さんがすき、、、？！三角関係？！ (2月20日 22時) (レス) id: 09168e2c17 (このIDを非表示/違反報告)
夜(プロフ) - 冬蜜柑美味いさん» ありがとうございます！これからも頑張ります！ (1月13日 12時) (レス) id: 2f7e82fb3c (このIDを非表示/違反報告)
冬蜜柑美味い - この作品、超好きです！なんかこう…ドスッと刺さりました！！！頑張って下さい！ (1月12日 23時) (レス) id: 05bec6341d (このIDを非表示/違反報告)
夜(プロフ) - 黒蜜おもちさん» ほんとですか！すごくモチベになります！ありがとうございますー！ (11月12日 19時) (レス) id: 2f7e82fb3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜 | 作成日時：2023年11月11日 12時
