番外編�� ページ37
乱歩と間宮が異能により箱詰めにされてしまった。
敦「お二人とも大丈夫ですか？！外からも何か探ってみます！」
太「此れは面白い異能だ」
与「呑気な事云ってんじゃないよ！二人とも、気をしっかり持ちな」
国「如何にかしてお二人を助けねば…」
賢「中は如何なってるのでしょうか…！すごく気になります！」
_______箱の中にて
外からの仲間の心配の声や興味津々だと云う声を聞き、少し不安が和らぐ間宮。
今の態勢は、お互いに向き合っている状態だ。幸い間に少しスペースはある為、抱き合う形とは違って互いに自分で立っていられている。
(敵の異能だとしたら外で既に〆られてるはずだから、解除されるのは時間の問題として此中の酸素は大丈夫なのかしら…でも空気中の酸素が無くなる異能では無い限り心配の必要はないと考えるのが妥当ね。だとすれば…)
ブツブツ云いながら頭の中で思考を回す。用心棒乍ら、こんな事態でも慌ててはいないようだ。しかし、此の男は違った。
乱「何でAとなんだ…」
_______外にて
与(Aより、乱歩さんが心配だねぇ…)
与謝野の思う通り、今此中で厄介なのは乱歩ではなく間宮の方なのだ。間宮の性格は知っての通り少し…否、かなり天然タラシ気味なのである。其れは本人も自覚しておらず、与謝野や他の社員も其の犠牲になってきた。そして、一番の被害者は_____
_______箱の中にて
乱「…あつい」
『暑い？貌色も悪いけど、大丈夫なの？』
乱歩である。
乱「…別に！あー僕お腹空いたなァ。いつ出られるの？」
『異能の効果を逆算すれば、後三十分くらいかしら』
『大体だけど』と付け足すと、ほのかに甘い香りが鼻を掠める。否、甘すぎるくらいだ。ドロっとしたような香水の匂いに、間宮は顔を顰める。
『きっつ、何よ此匂い。乱歩さん、アンタだいじょ』
台詞を云い終わる前に、間宮は目の前の光景に言葉を失った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 372人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
クリームソーダ(プロフ) - マジで理想が合いすぎのヤバい小説なんよ、まじ推してる！投稿ファイトです！ (8月14日 20時) (
レス) @page31 id: 26b86d7ce9 (このIDを非表示/違反報告)
黒蜜おもち - 2度目のコメント失礼します！ホントに神すぎて思わずコメントさせていただきました！前のコメントで続編ありがとうございますに訂正します。ほんとうにこの作品神です。有難うございます・・・！ (8月9日 20時) (レス) @page22 id: b30c1230b7 (このIDを非表示/違反報告)
ミルねこ - 乱歩さん…！可愛すぎる！！ほんとに神作品に出会えました…！いざという時の乱歩さんのかっこいいところと普段の可愛いところをキャラを保って書かれていてホントに最高です！！続き楽しみにしてます！ (8月9日 17時) (レス) id: 0b8b35e0bd (このIDを非表示/違反報告)
未栄 - 続編おめでとうございます！この作品が大好きで毎日スマホ確認しちゃいます (7月31日 8時) (レス) @page9 id: af42dbf40e (このIDを非表示/違反報告)
黒蜜おもち - 続編おめでとうございます！私この作品大好きです！いつも読むのを楽しみにしてます (7月27日 18時) (レス) @page1 id: 32263cd71c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：夜 | 作成日時：2023年7月27日 15時
