謗れば影さす ページ33
『晶子ったら、私は用心棒であってお世話係じゃ無いわよ。今日くらいはな』乱「Aー!其処のケーキ取ってー!」
乱歩がこちらを向き、間宮達のそばにあるケーキを指差す。距離が遠いからと、持って来させようとしたのだろう。
しかし、そんな事間宮本人が許すはずも無く。
『自分で取りなさいよ!』
船内に響くことも気にせず、大きな声で反抗する。本当に乱歩のタイミングには何時も悩まされているようだ。
しかしそんな彼女の声を無視して、乱歩は谷崎達と話をし出した。如何やら、勝手に任されたようだ。
『こ、この我儘探偵』
与「良いじゃ無いか。向こうに行くついでに取ってやりな」
『…判ったわよ!』
そうやり投げに返事をすると、ずんずんと取り皿を取りに行った。なんだかんだ云って乱歩のお願いは聞いてしまうようだ。
_____『ほら、此れで良い?』
指名されたケーキは、マカロンが乗ったいかにも甘そうなモノだ。不服そうにしながらも、間宮はきちんとフォークもつけて乱歩の元へ届けた。
乱「わーい!」
受け取ると、其れを嬉しそうにに口に放り込んだ。
一口で食べたからか、頰にクリームが少しついている。
『はいはい良かったわね。…蝶ネクタイズレてるわよ』
そう云うと、乱歩の首元に手を伸ばし蝶ネクタイを綺麗に直した。そして自分が持っていた布巾でクリームを拭う。
乱歩も其れに慣れてきたからか、「んー」と返事をするだけで頬張るのはやめなかった。
『アンタ食べ過ぎ』
乱「Aにはあげなーい」
『別に欲しかないわよ!』
与謝野はそんな二人を見て、少し肩をすくめる。散々二人の様子を見てきた与謝野だが、この間から一向に変わっている気配がしない。
与「ま、これから変わって行くのかねぇ。
_____!"社長"だよ」
与謝野の一言に、社員全員が反応した。
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クリームソーダ(プロフ) - マジで理想が合いすぎのヤバい小説なんよ、まじ推してる!投稿ファイトです! (8月14日 20時) (レス) @page31 id: 26b86d7ce9 (このIDを非表示/違反報告)
黒蜜おもち - 2度目のコメント失礼します!ホントに神すぎて思わずコメントさせていただきました!前のコメントで続編ありがとうございますに訂正します。ほんとうにこの作品神です。有難うございます・・・! (8月9日 20時) (レス) @page22 id: b30c1230b7 (このIDを非表示/違反報告)
ミルねこ - 乱歩さん…!可愛すぎる!!ほんとに神作品に出会えました…!いざという時の乱歩さんのかっこいいところと普段の可愛いところをキャラを保って書かれていてホントに最高です!!続き楽しみにしてます! (8月9日 17時) (レス) id: 0b8b35e0bd (このIDを非表示/違反報告)
未栄 - 続編おめでとうございます!この作品が大好きで毎日スマホ確認しちゃいます (7月31日 8時) (レス) @page9 id: af42dbf40e (このIDを非表示/違反報告)
黒蜜おもち - 続編おめでとうございます!私この作品大好きです!いつも読むのを楽しみにしてます (7月27日 18時) (レス) @page1 id: 32263cd71c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜 | 作成日時:2023年7月27日 15時