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作戦に参加する社員も決まり、敦と国木田を置いてトラックを出た間宮一行。

敦は迷っていた。
否、頭ではわかっているのだ。ポートマフィアと戦うことになれば、それは黒幕の思う壺だと。しかし、皆はそれを承知の上で作戦に参加すると云った。

乱歩は敦に問い掛ける。

乱「来ないのか、敦。それとも、黒幕を追う具体的な策がお前にはあるのか?」

敦「それは…これから考えます」

如何にもパッとしない答えだ。そんな敦を見て、乱歩は独り言のように話し始めた。

乱「以前、お前は花袋に"死の家の鼠"の件を調査依頼しただろ?調査は継続中だったな。万に一つの可能性として、花袋が黒幕の居場所を掴んでるかもしれない…其方は頼んだぞ」

敦「…ッはい!」

________________________ポートマフィア拠点前

乱歩の作戦では、まずは賢治、谷崎、与謝野が正面から突っ込む。そして間宮と乱歩と共に中原中也の足止め役を。

恐らく、もう既に賢治達が正面突破をしているところだろう。乱歩と間宮は中原中也がいるであろう裏口に向かっていた。

『足止め役って、私は戦えるけど乱歩さんは如何するの?』

確かに、中原中也はポートマフィアの幹部なだけあって相当強い。技術力で云えば間宮と同等ぐらいだろうか。しかし、乱歩を護りながらとなると少々場が悪くなってしまう。

乱「いいや、そう云う意味では"戦わない"。使うのはココだ」

そう云って自分の頭をトントンと指差した。
間宮も理解したのか『成程ね』と呟く。

しかし、不安とは唐突に襲ってくるものだ。間宮も乱歩同様に、社長が襲われて強いショックを受けている。なんなら、彼女はその場に居合わせたのだ。まだ調子は全開では無い。

『…ねぇ"乱歩"』

乱「…なんだ?」

『勝てる、わよね』

喉から出た声は少し震えていた。もし此れが失敗したら、社長がもう一度眠ってしまったら、そんな恐怖が間宮を襲っているのだ。
乱歩はそんな彼女を見て、何を云ってるんだと口を開く。

乱「はぁ?当たり前だろ。なんせ僕は世界一の名探偵、江戸川乱歩だからな!」

いつもの顔、声、其れを見て間宮は酷く安心した。

『…ふふ、そうよね。_____アンタの事は、私が守る』


_____"命に換えても"


乱「はは、それは心強い」

そうこうしていく内に、中原中也と思われる人物が見えた。

さぁ、此処からが本番である。

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クリームソーダ(プロフ) - マジで理想が合いすぎのヤバい小説なんよ、まじ推してる!投稿ファイトです! (8月14日 20時) (レス) @page31 id: 26b86d7ce9 (このIDを非表示/違反報告)
黒蜜おもち - 2度目のコメント失礼します!ホントに神すぎて思わずコメントさせていただきました!前のコメントで続編ありがとうございますに訂正します。ほんとうにこの作品神です。有難うございます・・・! (8月9日 20時) (レス) @page22 id: b30c1230b7 (このIDを非表示/違反報告)
ミルねこ - 乱歩さん…!可愛すぎる!!ほんとに神作品に出会えました…!いざという時の乱歩さんのかっこいいところと普段の可愛いところをキャラを保って書かれていてホントに最高です!!続き楽しみにしてます! (8月9日 17時) (レス) id: 0b8b35e0bd (このIDを非表示/違反報告)
未栄 - 続編おめでとうございます!この作品が大好きで毎日スマホ確認しちゃいます (7月31日 8時) (レス) @page9 id: af42dbf40e (このIDを非表示/違反報告)
黒蜜おもち - 続編おめでとうございます!私この作品大好きです!いつも読むのを楽しみにしてます (7月27日 18時) (レス) @page1 id: 32263cd71c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2023年7月27日 15時

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