自己判断 ページ18
交渉材料が消えた後、間宮一行はトラックに乗り鏡花と負傷した谷崎を迎えに行っていた。
如何やら、谷崎の森鴎外暗殺は失敗してしまったらしい。しかし其処に鏡花が現れ、夜叉白雪で助けてくれたのだと。
谷崎は与謝野の治療を受けながら、乱歩に謝罪した。
谷「すみません、乱歩さん…失敗しました」
乱「まぁ良いさ。ポートマフィアの様子は?」
賢「ボスを地下避難室に移送させたみたいです」
賢治がアイパッドを使い確認した。如何やらポートマフィアも相当焦っているようだ。
間宮は壁に寄りかかり、時刻を確認しながら呟く。
『…正面突破しかない、か』
敦「待ってください!社長は、"ポートマフィアとは戦うな"と…死に瀕している社長の命令です」
敦は「他の方法を…」と乱歩に提案するが、「それはもうやった」と瞬時に返される。
乱「敵は奸智の権化__奴が綿密に準備したワナを時間内に覆すのは不可能だ。…とは云え、これは立派な命令違反。
だから
参加するか否かは自分で決めろ」
国「それは…ポートマフィアと戦うか退くかの二択を、今 選べと?」
国木田が焦ったように問いかけた。
乱「そうだ。だがあまり時間はない」
命令違反、これは本来有ってはならない事だ。もしこれをしたとなれば、社長の意志を裏切る行為になるだろう。
しかし
谷「…やります。僕達は結局人を傷つける事でしか人を守れない」
命令違反をしてでも、社長を助けたいと云う気持ちが優先のようだ。
与「妾もやるよ。森先生とはちょっとした因縁があってね。あの人ならこう云う終幕も納得ずくのはずさ」
鏡「…あの人は怖い。でも、ポートマフィアでの知識が探偵社のために生かせるなら、私も行く」
与謝野に続き、鏡花までもが作戦に参加すると意思表明をした。
さらに
賢「正しいとか正しく無いとか、僕には分かりません。でも、皆んなが危険な方に行くなら其方に行ってみんなを助けます」
如何やら、谷崎、与謝野、鏡花、賢治は乱歩の作戦に参加するようだ。そして乱歩は壁にもたれかかっている間宮に向き直る。
乱「A、お前はどうする?」
『…そんなの、決まってるでしょ』
間宮は立ち上がり乱歩と目を合わせる。其の瞳に迷いはなく、もう意思は決まっているようだ。
『云ったじゃない。"絶対に社長を助ける"って。頼りにしてるわよ___名探偵』
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クリームソーダ(プロフ) - マジで理想が合いすぎのヤバい小説なんよ、まじ推してる!投稿ファイトです! (8月14日 20時) (レス) @page31 id: 26b86d7ce9 (このIDを非表示/違反報告)
黒蜜おもち - 2度目のコメント失礼します!ホントに神すぎて思わずコメントさせていただきました!前のコメントで続編ありがとうございますに訂正します。ほんとうにこの作品神です。有難うございます・・・! (8月9日 20時) (レス) @page22 id: b30c1230b7 (このIDを非表示/違反報告)
ミルねこ - 乱歩さん…!可愛すぎる!!ほんとに神作品に出会えました…!いざという時の乱歩さんのかっこいいところと普段の可愛いところをキャラを保って書かれていてホントに最高です!!続き楽しみにしてます! (8月9日 17時) (レス) id: 0b8b35e0bd (このIDを非表示/違反報告)
未栄 - 続編おめでとうございます!この作品が大好きで毎日スマホ確認しちゃいます (7月31日 8時) (レス) @page9 id: af42dbf40e (このIDを非表示/違反報告)
黒蜜おもち - 続編おめでとうございます!私この作品大好きです!いつも読むのを楽しみにしてます (7月27日 18時) (レス) @page1 id: 32263cd71c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜 | 作成日時:2023年7月27日 15時