スノの最年長(１)

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阿部「ねぇ…」

深澤「阿部ちゃん？どしたの？」

阿部「翔太はさ、本当に恭弥くんは何でもできる人だと思ってるわけ？」

渡辺「…」

阿部「俺さ、聞いた事あるんだ…恭弥くんに勉強見てもらってた時、何で恭弥くんは勉強するのかって…そしたら…『勉強も歌もダンスも…何でもできる人になればちょっとは翔太に“かっこいいお兄ちゃん”って思ってもらえるかもしれないじゃん？』って…恭弥くんはさ、翔太の自慢の兄貴になりたくて頑張ってるんだよ…翔太と比べてほしくてやってるんじゃないんだよ、、でもそれが嫌ならちゃんと言えばいい。恭弥くんは優しいから…翔太がやめろって言えば絶対やめると思う…勉強も…ジャニーズも…」


深澤「…翔太？もう決まってんじゃねぇの？お前の中でも、今するべきことが…」



渡辺「…うん、、」


佐久間「…恭弥くん呼んできてあげる。ちゃんと仲直りしてよね、、じゃないと…今度は翔太の事殴っちゃうかもしんないから…」


渡辺「…ごめん、佐久間…」


佐久間「ごめんは嫌だなぁ〜…」


渡辺「ありがとう…」


佐久間「うっし！！じゃあ！ちょっくら師匠探してくるでやんす〜！！」


宮舘「俺も行こう。」


佐久間「にひひっ！さっすが！舘様！」

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佐久間「ほい！とうちゃーく！！」

『…何？俺は話すことなんて無いんだけど』

宮舘「いいから、、ちゃんと翔太の話聞いてあげて兄さん…」

佐久間「んじゃ！！頑張れよ翔太ぁー！」



『…はぁ、、何？』

渡辺「…っ、、」

『…何もないならもう帰りたいんだけど』

渡辺「……なさい、っ…」

『は？』

渡辺「ごめんなさいっ…！！っ…酷いこと言ってっ…ﾋｸｯ…ごめっ…ごめんなさいっ…！っ、、嫌いにならないでっ…お兄ちゃんっ…！」


(ギュッと翔太を抱きしめる)
『……翔太…、もしかして、亮平から聞いた？』

渡辺「…うんっ…」

『…恥ずかしいから絶対喋るなって言ったのになぁ、、…ねぇ翔太？俺はさ、翔太の自慢の兄貴になれてるかな？』

渡辺「うんっ…！なれてるっ…！！お兄ちゃんは俺の自慢だもんっ！」


『だけど、俺のやってる事が翔太の重荷になるなら俺は…「なってない！！」…っ…！』


渡辺「重荷になんてなってない！！…仕事でミスばっかりして、、そしたら…たまたま、お兄ちゃんと俺の話聞いて…比べられてることに勝手にイライラした俺が悪いんだ、、ごめんなさいっ…、」


『ねぇ、翔太…仲直りしよっか…』

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