また明日。《5》

♯230 ページ30

陸「ごめんっ！！……2分遅れた…アウトだよね？」


戻って来てくれた……


A「アウトじゃない…(笑)」


慎「2分はアウトでしょ(笑)2分遅れたらもう次の駅着くくらい遅れてるんだよ？(笑)」


A「って言ってるから、アウト(笑)」


陸「えーマジかぁ…(苦笑)」


2分遅れたけど、思ったよりもずっとずっと早く戻ってきてくれたから、こんな冗談も言えるくらい、フッと気持ちが軽くなった


陸「さ、花火しよ(笑)」


樹「もうほとんど残ってないです」


陸「え？あんなに買ったのに？早くね？」


壱馬「Aがアホみたいに次から次へと火をつけるから(笑)」


A「ごめんなさい(苦笑)………祭さんも花火しましょ？(笑)」


祭「…うん、ありがと(笑)本当にもうほとんど無いね(笑)」


A「もっと買えばよかったかな？(苦笑)」


壱馬「ちゃう。Aがやり過ぎた(笑)」


A「ごめんなさい……」


陸「大丈夫、まだあるじゃん(笑)」


祭「甘いな〜(笑)」


祭さん、大丈夫かな？って心配だったけど思ったより普通で、さっきまでの泣き顔とは打って変わってニコニコ笑ってる

陸くんと、どんな話しをしたのかな…


陸「ライターどこー？誰が持ってる？」


祭「私持ってるよ〜(笑)」


陸「あ、サンキュ、着けて(笑)」


祭「…あれ？風が吹いてて着きにくい…陸こっち側に来て風避けて」


陸くんが移動して祭さんとの距離が一気に近付いた
普通にそんなに近付いたら、気まずくなりそうな距離感

それを“いつもの事”風にしてるふたりは、やっぱりお互い“特別”なんだろうな…

祭さんだけじゃなく、陸くんも祭さんを、“特別”って思ってるよね？

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