五条家に仕えし化け狐 【五条悟】

episode 5 ページ7

建物を半壊させた二人は夜蛾に見つかり、今教室で怒られている









夜蛾「運動はいい、だが何故半壊レベルまでやる」









『悟は良いと言ったぞ！！』(言ってない)









五条「いいじゃないですか、その辺の雑草も処理出来たし」(反省なし)









Aは五条の膝の上に座り、耳をﾋﾟｸﾋﾟｸさせている









五条は後ろからAのお腹に腕をまわし逃がさないようにしている









そんな反省なしの二人を見て夜蛾はため息をつく









『あんな木製の建物ぐらいあとで私が直せるから問題ないと思うぞ、夜蛾』









夜蛾「やったからには直してもらうが…まず半壊レベルは辞めろ」









『もっと広い敷地は無いのか』









夜蛾「高専内は充分広いと思うが？」









『ﾑｽｰ…』









ただでさえ少し機嫌が斜めだったA









理由は簡単だ、五条との楽しい時間を邪魔されたことでご機嫌ななめ









それに気づいた五条はAの耳元で









五条「あとでたくさん楽しいことすればいいじゃん…二人だけで♡」









『ﾋﾟｸｯ))ｷｭｯｷｭｯ♡』









感情が高ぶったのか喉から鳴き声が出る









ｷｭｯｷｭｯ言いながら抱きついている五条に自分の頬をｽﾘｽﾘする









二人はお互いに依存し合って周りからは異常と言われても二人とってはこれが“普通”









夜蛾は昔の二人を知っているからこそ、周りからはどう言われても黙っている









夜蛾は思い出したようにその空気の中口を開く









夜蛾「後で仙台市に行ってもらうぞ」









五条「え？」









『ｷｭ？』

episode 6→←episode 4

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す