五条家に仕えし化け狐 【五条悟】

episode 33 ページ42

五条「七海ィなんか面白い話してぇ〜」




広い応接間の様な空間にソファが2つと境目にテーブル



長い足を机に置き体制を崩している五条とは正反対に綺麗な姿勢で新聞を読む七海



Aは相変わらず五条の洋服の中でスヤスヤ寝ている



五条「よし分かった！じゃあ廃棄のおにぎりでキャッチボールしながら政教分離について語ろうぜ！

動画上げて炎上しようぜ」




七海「お一人で。」





五条「五条悟の大好きな所で山手線ゲーム！！」






大きな声で言うとパンパンと手を鳴らしリズムを作る




五条「全部！！」




七海「その調子で頼みますよ。



今の虎杖君にはそういう馬鹿さが必要ですから」




五条「重めってそういう意味じゃなかったんだけどなぁ。吉野って子の家にあった指について悠仁に…」








七海「言ってません。


彼の場合 不要な責任を感じるでしょう。」




五条「オマエに任せて良かったよ。で 、指は？」






七海「ちゃんと上に提出しましたよ。
アナタに渡すと虎杖君に食べさせるでしょ。」






五条「ﾁｯ」




虎杖「あっ先生ー！！」






二人の元に少し離れたところから虎杖が走ってきた




早く皆に会えるのが楽しみなのかワクワクさせ目も輝いている








五条「悠仁…もしかしてここまで引っぱって
普通に登場するつもり？」






虎杖「えっ違うの！？」







五条「死んでた仲間が二月後 実は生きてました…なんて術師やっててもそうないよ。









やるでしょサプライズ！！」





虎杖「サプライズ……」








五条「一年は嬉しさと驚きで泣き笑い、二年も京都ももらい泣き。

嗚咽のあまりゲロを吐く者も現れ、最終的に地球温暖化も解決する」









虎杖「イイネ！！」









どうしたらその回答になるんだ





虎杖「何したらいい！？先生！俺何したらいい？！」


五条「何もしてなくていい！！僕の言う通りにすれば…〜」

七海「生きてるだけでサプライズでしょう…」

『ｷｭｨ』

騒ぎで起きたAがこっそり服から出てテーブルの上で毛ずくろいしていた

七海「貴方が五条さんを慕う理由は知りませんが、面倒な事に巻き込まれますよ」

いいのですかと聞く七海を横目で見る

短くｷｭｯと鳴くと再び五条の元へと戻って行った


それは七海にも理解出来た


七海「貴方も相変わらずですね…貴方が背負うことでは無いのに」

彼の事まだ悔やんでいるのですかと言う呟きは消えていった＿＿＿＿＿

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