五条家に仕えし化け狐 【五条悟】

episode 28 ページ37

Aは退屈そうに五条達の帰りを待っているとﾊﾟﾘﾝｯと領域が解けた


『(悟、領域展開見せたんだ…あ、あっちに行った)』

森の方へと行った事を確認したAは急いで同じ方向へ行くと先程の呪霊が生首状態で五条に踏まれていた

『やっぱ雑魚じゃない。さっきの自信はなんだったんだか、で誰の差し金ぽい？』


五条「吐かないんだよねー、はやく言えよ、祓うぞ。言っても祓うけど」

虎杖「っていうか呪いって会話できんだね…;」

『私とも会話出来てるじゃない、それと同じで知能が高ければ会話ぐらい出来…ｯ?!


悟ｯ!!!!!』

何かの気配を感じたAは五条に伝えようと大きな声を出したが、それと同時に上から降ってきた


警戒したAは後ろの木の枝へ、下がると降ってきた大きなツルが付いているモノから花畑が広がった


『(何処から…気配の扱いが上手い)』





木の上から周りを見ながら探す。






すると別の大柄の呪霊が生首状態の呪霊を連れ去っていく姿が見えた






『！(速い…ｯ捕まえるのは不可能、なら深手をｯ)

狐黎彗憐 狐火桜華、走っている呪霊を狙いなさい！！』




命令された狐火達は呪霊目掛けて飛んでいく

呪霊が通った場所は火の海になった





『…呪霊が手を組んで…今は悟の元へ戻って伝えることが先決か』






木の枝の上を走り先程の場所へ戻る




五条「逃げられた？」



『多分ね、でも暫くは回復するのに時間かかるんじゃない？』

五条「ま、今はいいよ。このレベルの呪霊が徒党を組んでるのか、楽しくなってきたねぇ

悠仁…っていうか皆にはアレに勝てる位 強くなってほしいんだよね。」


言われた虎杖は先程の呪霊、漏瑚の顔を思い出す




虎杖「…アレにかぁ！！」




五条「目標は具体的な方がいいでしょ。いやー連れてきてよかったー」


虎杖「(いや何が何だか分かんなかったんだけどマジかこの人。)」

嘘だろと言わんばかりの表情をする虎杖

五条「目標を設定したら後はひたすら駆け上がるだけ。


ちょっと予定を早めてこれから一月、映画観て僕と戦ってを繰り返す。」



虎杖「先生と？！一月後、俺生きてるかなあ……」



五条「その後は実戦。
重めの任務をいくつかこなしてもらう

基礎とその応用をしっかり身につけて、
交流会でお披露目といこうか。」



虎杖「はい先生！！」

五条「はい！悠仁君！！」



虎杖「交流会って何？」

五条「…言ってなかったっけ？」

『言ってないわよ』

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