【呪術廻戦】水と呪いを操りし者【五条悟】 (ページ46)

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episode 45 ページ46

報告

・担当者(高専3年夏油傑 )派遣から5日後旧〇〇村の住民112名の死亡が確認される

・全て呪霊による被害かと思われたが残穢から夏油傑の呪霊操術と断定

・夏油傑は逃走
　呪術規定9条に基づき呪詛師として処刑対象となる

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五条「は？」

夜蛾「何度も言わせるな。傑が集落の人間を殺して行方をくらませた」

五条「聞こえてますよ、だからは？つったんだ」

夜蛾「…傑の実家は既にもぬけの殻だった。ただ血痕と残穢から、恐らく両親も手にかけている」

五条「んなわけねぇだろ！！」

五条の荒らげた声が廊下に響く

夜蛾も頭に手をやり暗い表情だった

夜蛾「悟。俺も…何が何だか分からんのだ」

五条「＿＿＿＿＿っ？！」

信じたくないものほど現実と言うのは厳しい

五条も顔が歪む

夜蛾「追い討ちをかける事になるが1週間前のAの特別任務の事だ」

五条「！！」

夜蛾「連絡が途絶え数日前にAの実家、水城家へ数名の術師と補助監督を向かわせたが＿＿

両親と数名の使用人の死体、そして溶けない氷の中でA祖父にあたる水城家現当主が亡くなっていた」

おそらく奇襲か何かに巻き込まれたんだろうと夜蛾は下を向き話す

五条「Aは、アイツはｯ！！？」

夜蛾「屋敷来た形跡はあったらしい。だが派遣を送った時にはいなかったそうだ

屋敷を見る限りAが親を殺した形跡はなし。行方不明と言う処理になった」

五条の右手は強く握り過ぎて爪がくい込んでいた

それ程に五条は焦りを感じていた

天内の任務以降顔を合わすことは数回あっても会話は減っていた

Aを最後に見たのは1週間前、遠目からだが珍しく焦った顔で走る姿が最後だった

メールをしても返事は無かった

五条は悔やんだ。

あの時、最後にAを見た時に声をかけ急いでいる理由を聞けばよかったこと＿＿

もしAの身に危険が潜んでいたら？＿＿

もう二度と会えなかったら＿＿＿

悔やんでも悔やんでも時は戻せない

五条「っ………まだ…お前に言いたいこと＿＿

ちゃんと恋人らしいことしてねぇぞA＿＿＿＿」

五条の呟きは静かに廊下へ消えて行く