episode 38 ~水城家崩壊編~ ページ39
雪女「ふぅ。(久しぶりに空気を吸ったな。さて___)」
生得領域から身体を借りた雪女は横を見ると先程歓喜の声をあげていた男がこっちを見ていた
祖父「あ、ああっ!!ようやくこの水城家が現代で御三家と並ぶ時代が…フハハハハハッ、計画は成功した!ついにきt___」
雪女「五月蝿いぞ人間。余の許可なしに口を開くな、不敬ぞ」
スッと扇子を開き口元を隠すとと祖父の右腕がゴトッと音をたてて落ちた
祖父「ッ゛アア゛ッ〜」
雪女「余の封印を解いたのは褒めるが、勝手に身体に縛りを付けよって人間風情が……じゃが今は晴れて自由の身じゃ
お主がかけた縛りも消えた
余の可愛いAもお主の存在が許せんらしい
頭の中で響いておる…
だから____
お主の様な醜い人間は凍って死ぬがいい♪」
笑顔で楽しそうに話すと扇子を閉じ軽く腕を振ると祖父の身体が一瞬で凍りついた
雪女「さて、やることも済んだA、交代じゃ。長すぎると身体に悪い」
また後で会おうぞ♡と聞こえ目を開くと身体が戻っていた
部屋を見渡すと倒れている両親、目の前には無様に叫び、その顔のまま氷漬けにされた祖父
「…もう私に家族はいないんだ…」
神様なんていない_______
現実は実に残酷だ_____
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作者名:サラ | 作成日時:2020年12月6日 0時