episode 35 ~水城家崩壊編~ ページ36
グラウンドで3人が話しているのを遠目で見ていたA
あの任務から1年、夏油と一緒に任務をこなす日々
必然的に五条と会話は減った
遠目で3人を見ていると急にまたあの時の様な頭痛がAの脳に響く
「これは__」
見えた映像は自分の家、水城家の屋敷
泣き叫びながら何かから逃げる使用人
急に不安になったAは夜蛾の元へと走る
バンッ
夜蛾「!!」
勢いよく職員室のドアを開けるA
いつもならノックをするAがだ
夜蛾はそれに対し言わなかった。いやAの焦った顔を見て言えなかった
「先生ッ!!」
Aは先程見た予知を夜蛾に話す
特別に実家に一度帰る事を許可しAは一礼すると急いで水城家がある新潟へと新幹線で向かう
▬
水城家に着くと何かがおかしかった
「なに、この呪力……寒い」
自分の実家なのに後ろに下がってしまう程の呪力
「いや、早く中に………!?」
家の門を開け中へ入り屋敷内へ足を踏み入れるとそこは地獄絵図だった
使用人らが血を流し倒れていた
近づき首の動脈に手を当てるがもう死んでいた
「なにが、起きてるの……奇襲…ッ?!(さっき門の前で感じた呪力がこの先から)」
廊下の先、そこは確か___
「大広間…」
大広間の障子の前に立つと息を吐いてからバンッと開けた
「ぇ……」
目の前には沢山の血痕、そして____
血を流して倒れている父と血に濡れた刀を持つ母が立っていた
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作者名:サラ | 作成日時:2020年12月6日 0時