5話 「柵の先」 ページ7
ノーマンが圧倒的に不利な鬼ごっこがスタートし、ノーマン以外の子供達で探す
エレナはエマと一緒に森の中を探す
すると急にエマが止まり、真っ直ぐ行かず右へ曲がった
どうして曲がったのかわからないがエマについて行くエレナ
エマが止まった先には柵
柵を見つめていたエマが左を向くと、ノーマンも柵を見つめていた
ゆっくりノーマンの方へ近づき肩に手を置く
ノーマン「あ……僕の負けだ」
何か考え事をしていたのか
珍しくノーマンがぼーっとしていた
エレナは2人の元へ行く
エレナ「『絶対に近寄っては駄目よ』」
ノーマン「ってママいつも言ってるよね。門と森の奥の柵だけは危ないからって」
柵の先を見ながら話す
エマが柵に触れようとした時に新しい声が
レイ「あんなの嘘に決まってるだろ」
ノーマン「嘘ってどう言うこと?」
レイ「…だって見ろよ。これの何処が危ないんだ?」
エレナ「確かに、ただの柵だよね」
レイ「柵も低いし、危ないものは見当たらない。」
エマ「でもママがそう言うんだから…」
レイ「……お前ママが大好きだもんな」
エマ「それはみんなだって…」
ドン「おいやる気あんのかよお前ら」
エマの言葉を遮ってドンや他の子達が出て来た
ギルダ「あれ?もうお終い?」
ノーマン「今日はもう止そう、あんま遅いとママが心配するし」
ドン「いつか、出てくんだな…こっから」
エレナ「孤児院だからね…」
12歳までにここ、ハウスを出る事になっている
それを思い出すみんな
ギルダ「あのさ、全然届かないよね手紙」
エマ「手紙?」
エレナ「ハウスを出て行って誰一人寄越さないよね」
そう、もう何人もハウスから出て里親の元へ行った子供達はたくさんいる
みんな出て行く前には「手紙書くね!」と行って出て行くが未だに手紙が一通も来ない
ノーマン「そりゃあ、里親に遠慮する気持ちもあるだろうし…」
ドン「でも!俺達生まれてからずーっと一緒なんだぞ…血は繋がってないけど本当以上の兄弟だろ!」
ギルダ「きっとハウスの事なんか忘れちゃうぐらい、毎日楽しい事でいっぱいなのね」
エマ「だったらいいじゃん!嬉しいよ私」
ギルダ「あー!私も早く外へ出たい!」
ナット「出たら何したい?」
ギルダ「決まってるじゃない!服よ服!」
ドン「でた…」
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メアリー(前サラ)(プロフ) - じぇるさん» コメントありがとうございます！沢山更新していきますのでよろしくお願いします(*^^*) (2019年4月8日 1時) (
レス) id: 8549a93e88 (このIDを非表示/違反報告)
じぇる - とても面白いです！更新頑張ってください！楽しみに待ってます！ (2019年4月3日 17時) (レス) id: 1df12e5f71 (このIDを非表示/違反報告)
メアリー(前サラ)(プロフ) - ドラゴンさん» あ、ありがとうございます!（土下座）頑張ります! (2019年3月20日 12時) (レス) id: 8549a93e88 (このIDを非表示/違反報告)
ドラゴン - すごく面白い！更新頑張ってください！ (2019年3月19日 21時) (レス) id: cddb962df9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サラ | 作成日時：2019年3月17日 21時
