【約束のネバーランド】カスミソウの様な少女 【ノーマン】

4話 「戦略」 ページ6

鬼ごっこはノーマンの勝ちで終わった


森から帰ってきたみんなはまた遊び始めた


エマ「また捕まっちゃった〜〜っ!もうなんで!!悔しい……」

鬼ごっこを終えエマ、ノーマン、レイ、エレナは木の下に出来た日陰のところに座っていた

エマは捕まったことが余程悔しかったのか、草の上でうつ伏せになり足と手をバタバタしている


レイ「問題。ノーマンにあってエマにないものは」


エマ「んー、計画性?落ち着き?…圧倒的頭の良さ?」



レイ「『戦略』だ。確かに単純な身体能力ならエマの方が上だろう、でもノーマンはここが強い
ハンパない。鬼ごっこはまさに戦略を競う遊びなんだ。」




レイは読んでいた本を閉じ、草の上に置くと右手で自分の頭を指す


エマ「鬼ごっこが?」


レイ「身体をフルに使ったチェスみたいなもんだ。そうだろ、ノーマン」


ノーマン「まぁね、でもレイは僕なんかよりずっと策士だよ」


エマ「敵の手を読むってことか〜」



エレナ「………」



ノーマン「でも僕達もママに比べたらまだまだだね」



エマ「確かに、私達一度もママにチェスで勝ったことないしね〜!」



エレナ「勝てるって言うところでいつも負けちゃうもんね(苦笑)」



エマ「そう!!強すぎるよー」




笑いながら喋っていると



ドン「ノーマン!リベンジだ!次ノーマン以外全員鬼っ!」




エマ「凄っ!」



ギルダ「また熱くなって…」




ノーマン「…いいよ、捕まらないから」




エレナ「いくらノーマンでも38人鬼は無理だよ…」






鬼38人の鬼ごっこ 開始

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