41話 「不当解雇」 ページ43
エレナ「はぁ、はぁ」
下見実行日、エマとノーマン、エレナは塀の先へ走っていた
エレナ「上手くいけると、いいけど…」
エマ「レイなら大丈夫!私達は私達の出来ることをしよう!」
エレナ「うん!」
その頃レイは……
レイ「……」
イザベラ「……」
静かに、階段を上る足音だけが響く
イザベラ「排除したの」
レイ「え…」
イザベラ「シスタークローネは排除した」
レイ「………」
時が止まったかのように感じたが思考が戻りレイは急いで階段を駆け上がった
勢いよく扉を開けると、ものけのからだった
レイはものけのからになった部屋を見渡していると後ろから肩を掴まれた
イザベラ「いらなくなった、だから排除した」
レイ「っ!!」
イザベラ「貴方もよ」
レイ「は…」
イザベラ「取引は今この時を持ってお終い」
レイ「…え…俺もクビっ、なんで!ママには俺が必要だろ!!
ママは俺を使ってあくまで水面下、間接的に穏やかに!
あいつらを制御したいはずだ!!」
イザベラ「その通りよ」
レイ「俺は上手くやってた…!ママにとって……」
イザベラ「そう、常に使える
例え嘘つきの裏切りものでもね…」
レイ「…っそれでも問題無いはずだろ!俺を使えれば!!…っゴホッゴホッ……」
イザベラ「ええ、確かに貴方に落ち度はない、これは不当解雇よ
私だって残念、想定外…貴方のことは最後まで手放したくなかったのよ」
レイ「だったらっ!!!」
イザベラ「でも仕方ないの、事情が変わったのよ
ここからは私一人で制御する」
イザベラはそう言うとポケットから懐中時計、いや発信機の場所が表示される機械を出した
イザベラ「ごめんねレイ、私がこれからすることを許してね」
レイは何かを察し、イザベラに飛びつくがあっさりと引き剥がされ部屋に放り投げる
レイが起き上がろうとしてる間にイザベラは部屋の扉を閉め、更に鍵までかけた
イザベラ「しばらくそこに居なさい。戻ったらちゃんと出してあげる…
さて、森を走る3つの信号…速さからしてエマとノーマン、そしてエレナ
一直線に塀の方に向かってるわ。下見かしらね?
そうだ、薬剤の件はどうでもいいわ。貴方が守ってくれるもの
貴方は私を殺させない、あの子達の為に…
だから私を封じるなら100％別の手を使う」
レイ「っ!!!」
イザベラ「じゃあねレイ、今までお勤めご苦労様」
イザベラはそう言い残すと階段を降りた
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メアリー(前サラ)(プロフ) - じぇるさん» コメントありがとうございます！沢山更新していきますのでよろしくお願いします(*^^*) (2019年4月8日 1時) (
レス) id: 8549a93e88 (このIDを非表示/違反報告)
じぇる - とても面白いです！更新頑張ってください！楽しみに待ってます！ (2019年4月3日 17時) (レス) id: 1df12e5f71 (このIDを非表示/違反報告)
メアリー(前サラ)(プロフ) - ドラゴンさん» あ、ありがとうございます!（土下座）頑張ります! (2019年3月20日 12時) (レス) id: 8549a93e88 (このIDを非表示/違反報告)
ドラゴン - すごく面白い！更新頑張ってください！ (2019年3月19日 21時) (レス) id: cddb962df9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サラ | 作成日時：2019年3月17日 21時
