38話 「情報」 ページ40
エマ「シスター今いくつ、生まれた時から家畜なの?」
クローネ「大人の女性に年齢を聞くなんてと言いたいところだけど……26よ
生まれも育ちもこのハウス、ここ第3プラントじゃないけどね」
エレナ「第3プラント…?」
クローネ「ちなみにイザベラは31、そう記録で見たわ」
ノーマン「…外は?見たことあるんでしょ」
クローネ「ないわ」
「「「っ!!」」」
クローネ「あら、嘘でもあると言うと思った?ないわよ
でも外に人間はいる。貴方達の食料は上と私達で作っている
でも服や道具は外から運んでくる人間がいるのよ。1度だけ本部で見たわ
その人間達は奴らと対等だった、食われていない人間も外にはいる…そこに紛れなさい」
エマ「じゃあ…シスターは…鬼がいつからいるか…」
クローネ「鬼?ああ奴らの事ね」
エマ「世界がどうしてこうなったとか…知らないの?」
クローネ「知らないわ」
即答だった
4人の間に妙な空気が流れる
クローネは返答しながら3人へ近づく
エレナ「このハウスは何処にあるんですか」
クローネ「知らない」
ノーマン「周辺のセキュリティは」
クローネ「それは知ってる、大したことないわ。
発信機に頼ってロクな人数配置していないし、巡回すらしていないはずよ」
ノーマン「………ありがとうございました」
ノーマンはそう言うと最初に見せてもらった発信機を確認するモニターを返す
クローネ「もういいの?」
ノーマン「はい、おやすみなさい」
3人は顔を見合わせると回れ右をし部屋から出ようとする
ノーマンがドアノブを触った時、クローネがいきなり笑い始めた
クローネ「ｳﾌﾌ……ｱｯﾊﾊﾊﾊﾊｯ!!!…そう…!発信機の場所も壊し方も突き止めていたのっ!!やるじゃない…
なるほどねぇ…色々とよくわかったわ」
エレナ「っ……!」
クローネ「言葉だけじゃないのよ…情報は…
人間はね、その場に立っているだけで情報の塊なの。
態度、目線、瞬き、汗、仕草、動向、脈拍、全てが相手を探るヒントなのよ…
なのに貴方達と来たら耳にあるってわかったのに触って確かめようともしないし
取り出せる段取りついたって言うのに全然嬉しそうにしてないんだもの
まぁエレナは少し反応をしていたけど…」
クローネの言葉に何も言えない、恐怖で身体が動かないエマ、ノーマン、エレナは黙ったままクローネを見る
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メアリー(前サラ)(プロフ) - じぇるさん» コメントありがとうございます！沢山更新していきますのでよろしくお願いします(*^^*) (2019年4月8日 1時) (
レス) id: 8549a93e88 (このIDを非表示/違反報告)
じぇる - とても面白いです！更新頑張ってください！楽しみに待ってます！ (2019年4月3日 17時) (レス) id: 1df12e5f71 (このIDを非表示/違反報告)
メアリー(前サラ)(プロフ) - ドラゴンさん» あ、ありがとうございます!（土下座）頑張ります! (2019年3月20日 12時) (レス) id: 8549a93e88 (このIDを非表示/違反報告)
ドラゴン - すごく面白い！更新頑張ってください！ (2019年3月19日 21時) (レス) id: cddb962df9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サラ | 作成日時：2019年3月17日 21時
