33話 「バレた」 ページ35
場所は変わり森の中
ドン「けどよ、ママはレイに任せていいとしてシスターは?」
ギルダ「そうよ、シスターにこそバレたら即出荷なんでしょ?」
ノーマン「大丈夫、考えてある」
5人で森の中を進みながら話していると右側から視線を感じたエレナはその場で止まった
エマ「エレナどうした…の……っ」
エレナ「…なんの御用でしょうか…シスタークローネ」
エレナが止まると木の影からクローネが出て来た
クローネ「…みっーちゃった♪」
エマ「えっ…」
クローネ「ぜーんぶ、見てたのよぉ…昨夜食堂でのあ・な・た・た・ち!
このハウスの秘密を知っているのは、ノーマン、エマ、レイ、エレナ、ギルダ、ドン…貴方達6人…
ねぇ………私と組まない?」
ギルダ「手を…組む……?」
エレナ「……っ…」
シスタークローネの提案に困惑している中、1人だけ冷静にしていた
ノーマン「…みんな大丈夫だ問題ない…話を聞こう」
クローネ「…そうよ。お互いの目的の為に協力しましょ!
貴方達は脱走したい、私はこのハウスのママになりたい
イザベラをママの座から引きずり落として、その地位奪いたいのよ」
ドン「ママの座?」
クローネ「言っとくけど本心よ。私も抜け出したいの、今の境遇から」
そう言うとワイシャツの上のボタンを開け首を見せると、エレナ達と同じように番号が首にあった
クローネ「ここの管理システムをご存知?
ある条件を満たして12歳まで生き残った女子には出荷時、2つの道が記される。
このまま死ぬか、ママを目指すか。」
ドン「条件って?」
クローネ「一定以上の成績とママの推薦、それらさえ手に入れれば脱走しなくても生き延びることは出来るのよ…女子はね」
エレナ「…………」
クローネ「でも辞めた方がいい、二度と敷地の外に出られない身体になる」
クローネは更にワイシャツのボタンを開ける
エマ「何っ……それ…」
首の少し下から胸郭にかけて縫った痕が大きくある
クローネ「チップが入ってる。大人はね一歩でも農園の外に出たら、これに電気を流されて心臓を止められちゃうの」
−−−−−−−
文字数制限で次に行きます
69人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
メアリー(前サラ)(プロフ) - じぇるさん» コメントありがとうございます!沢山更新していきますのでよろしくお願いします(*^^*) (2019年4月8日 1時) (レス) id: 8549a93e88 (このIDを非表示/違反報告)
じぇる - とても面白いです!更新頑張ってください!楽しみに待ってます! (2019年4月3日 17時) (レス) id: 1df12e5f71 (このIDを非表示/違反報告)
メアリー(前サラ)(プロフ) - ドラゴンさん» あ、ありがとうございます!(土下座)頑張ります! (2019年3月20日 12時) (レス) id: 8549a93e88 (このIDを非表示/違反報告)
ドラゴン - すごく面白い!更新頑張ってください! (2019年3月19日 21時) (レス) id: cddb962df9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:サラ | 作成日時:2019年3月17日 21時