四角い箱に閉じ込められた時の対処方法【鬼滅の刃】

対処法（５）時透無一郎 ページ10

『え……』




そんな言葉も束の間、時透君は私をキツく抱き締めた後に顔を近付けて接吻を交わした。






……え？ん？どういうこと？








「僕、ずっとAのこと好きだったんだよね、だからこんな状況我慢出来ない。ごめんね？A」

『と、時透くっ……んっ』

「やっぱり可愛いなぁ。いっつも想像してたんだよね、Aが接吻する時の表情」





いや変態じみた想像するの辞めてくれよ！！！



時透君はそのまま私の口を無理やりこじ開けて、口内に舌を侵入させてきた。

互いの吐息が場を熱くし、心と体も芯から火照らせていく。





「接吻より、先のこともやりたいなぁ。ねえ？A。知ってるよ、君が僕のこと好きなの。」





え！？どこ情報それ！！いや確かに時透君は自然と目で追っちゃったり色々意識している部分はあったけれども……！！！！！


それを真っ直ぐ指摘されるのは正直恥ずかしい……！






「はー、本当に可愛い。誰か知らないけど、この中に閉じ込められて良かった。僕もう出られなくていいや」

『あ、時透く……耳くすぐったい』

「……はは、耳弱いんだね、A。弱点発見。」

『耳弱いの知った途端に息吹きかけんのやめて！？』

「A、こんなんで驚いてちゃあとが持たないよ？」

『このあともあるの！？』

「当たり前じゃんか。



ーー僕、もう君を手放す気にはなれないから。」








＿＿＿


『時透君は狼……時透君は狼……』

「なぁに？A、また襲われたいの？」

『いや結構です……』

「照れなくてもいいのに」

『照れてない！』

「ふーん。愛してるよ、A」

『エッ』

「あ、今照れたでしょ」

『うわああああもうイケメンやだああああ』

「はは、本当にAは可愛いなぁ。」

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