対処法(1)竈門炭治郎 ページ1
【竈門炭治郎と四角い箱】
『うわあああああ!なにこれなにこれ』
「っぐ、A、あまり暴れないでくれ…その、密着度が!」
『密着度が!とか言ってられる場合かよ!助けてくれ!!』
現在、カオスなう。
さて、どうしてこの状況になっているのか皆様は訳が分からないと思う。そんな皆様のためにここでここまでの経緯を説明しよう。
まず炭治郎との合同任務から帰ります、藤の花の家で寝ます、なんか箱の中にいます。
ーーーーーつまり、私もよく分からん。
『アッ待って思ったよりも近くない!?ない?!』
「だから言っているだろう…!あまり、動かないでくれ」
『え!?…う、うんわかった』
「……………やっと落ち着いてくれたか…」
炭治郎はため息を吐いた。すみませんご迷惑を掛けて。
現在私と炭治郎は、内側から見てロッカーみたいな形状の縦長の金属の箱の中に二人敷き詰められている状態だ。せまい。まじでせまい。
ていうか今気付いたけど、嫁入り前の女と男がこんな密閉空間に閉じ込められるって前代未聞では?何かの血鬼術なの?これ。
あ、ちなみに私と炭治郎は鬼殺隊の同期です。決して!!恋仲とかでは!!ありませんから!!
『それにしても狭い…』
「我慢をしてくれ、A。正直俺もなにがどうなっているのか分からないんだ」
『え?何かの血鬼術じゃないの?ここって』
「いや、この箱から鬼の匂いはしない……だから、血鬼術ではないんだと思う」
『え、じゃあ何、こわ。』
血鬼術でもないって……え?誰の仕業?
鬼のせいでないとなると人間だよね、なんか周りにろくな奴がいないから誰が原因か区別が出来ない。
「…ところで、」
『ん?』
「A、間近だとかなり、いい匂いがするな…」
『エッ』
突然首筋に顔を埋めてきた炭治郎。
え、なになに突然!?怖いんだけど!!てか心臓バクバクいってめっちゃ恥ずかしいんだが。
いい匂いって何!?私どんな匂いしてるの炭治郎!やめて羞恥心で私を殴らないでくれ!!
『た、炭治郎…?』
「……!嫁入り前の女の子に俺はなんてこと…!!!?」
『いやそんな全てに絶望したような顔はしなくてもいいよ炭治郎!?!?』
「すまない、A、責任は取る。」
『なんでそこまで深刻になってるの!?!?』
1912人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アオイ - たしかに 、累 と 夢主ちゃんの 見てみたいかも! (2021年11月18日 22時) (レス) id: c4dfd681b0 (このIDを非表示/違反報告)
古都 - 魘夢最高でしたっ!!このまま死んでもいい← (2021年8月20日 18時) (レス) id: fd64c8d06f (このIDを非表示/違反報告)
白狐 - 水の呼吸組よかったです!! 煉獄さんのお話が見てみたいです!! (2021年8月15日 18時) (レス) id: 36ba1a22c5 (このIDを非表示/違反報告)
ぎゆみかん - あかざ途中で終わってませんか? ちょーーーーぜつ見たいんで書いてください!(ワザとだったらゴメンなさい!)(*>∀<*)ゝ (2020年9月8日 17時) (レス) id: 8ebef6a95a (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望 - 累くんどうですか!? (2020年8月22日 22時) (レス) id: 11a9c593be (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:水野 | 作成日時:2019年11月3日 0時