検索窓
今日:1 hit、昨日:35 hit、合計:762,083 hit

対処法(8)我妻善逸 ページ16

『もー、どうやったら出られるのかな…』

「嫌だよAちゃん!俺と死ぬまでここにいよう!?!?」

『それは重すぎるよ善逸』

「いやいや俺本気だから!!!!ほんとに!!!」





本気!ってのを目で訴えてくる善逸。


いやいや、そもそもここにいつまでもいれる保証はないし、このまま報告書出さずに怒られる方が怖い…。善逸の事は好きだけど、こういう状況だと善逸は私だけを見てくれないから、嫌だ。


そう思って目線を下げると、善逸は私の肩をガッ!と掴んで、無理やり目を合わせてきた。








「ねぇ、Aちゃん、俺がどうして君をここに繋ぎ止めたいのかまだ分からないの?」

『っえ、善逸、どうしたの』

「聞いて」

『…うん』






善逸の様子が変わった。


かなり真剣な目付きで、穴があきそうなくらいに綺麗な瞳で私を見つめる。






「俺さ、君のことずっと好きなんだよね、それに君も俺の事好きでしょ?音を聞けばわかる。だからさ、これもう運命だと思うんだ。」

『エッ』

「Aちゃんは俺とここにいたいよね?二人きりがいいもんね?俺が一番好きだもんね?だよね?Aちゃん。」

『えっと、その…』

「言わなくても分かるよ。君の一番は俺。その一番はずっと俺がいい。だからここを出ない方が幸せで居られる。君と最期を過ごして死ねるならそれでいい。俺さ、いつも思うんだよね。君と俺二人だけになればいいのに、って。まぁ炭治郎や伊之助がいないと寂しいけど、君がいるなら俺はいいんだよ。」




そうして、善逸は私の顎を優しく掴んで、無理やり接吻を交わす。


…エッ待って、思考が追いつかないんだけど。善逸が私のことを好きってほんと?









「ねぇ、Aちゃん。鬼に殺される位なら俺は君と死にたいな。」







___


「時間経過で出られるのか、残念だね、Aちゃん」

『善逸の新しい一面を見てしまった…』

「Aちゃんはそんな俺も好きでしょ?」

『す、好きと言われれば…』

「ほんっとに可愛いなぁ、死ぬ時は一緒に死のうね、Aちゃん。」

『愛が重い…』




リクエストありがとうございました!

対処法(9)嘴平伊之助→←対処法(8)我妻善逸



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (903 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1910人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 短編集
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

アオイ - たしかに 、累 と 夢主ちゃんの 見てみたいかも! (2021年11月18日 22時) (レス) id: c4dfd681b0 (このIDを非表示/違反報告)
古都 - 魘夢最高でしたっ!!このまま死んでもいい← (2021年8月20日 18時) (レス) id: fd64c8d06f (このIDを非表示/違反報告)
白狐 - 水の呼吸組よかったです!! 煉獄さんのお話が見てみたいです!! (2021年8月15日 18時) (レス) id: 36ba1a22c5 (このIDを非表示/違反報告)
ぎゆみかん - あかざ途中で終わってませんか? ちょーーーーぜつ見たいんで書いてください!(ワザとだったらゴメンなさい!)(*>∀<*)ゝ (2020年9月8日 17時) (レス) id: 8ebef6a95a (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望 - 累くんどうですか!? (2020年8月22日 22時) (レス) id: 11a9c593be (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:水野 | 作成日時:2019年11月3日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。