【d!】兄貴なんか嫌いだ【tn】 (ページ40)

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「俺もう一回頑張ってみる…それで誰かに言われても気にせんとく、それでええんやろ？」

tn『おう！それでこそ俺の弟よ！』
「…母さんにもなんか言われたって無視してやる」

tn『あーその事なんやけど、、かあさーん！！』
ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ

母『終わったの？』

…母さん、あんたのせいで俺は
「母さん、今までありがとな。あんたの教育のおかげで俺は諦めることが得意になったよ」

母『っっ声が、、、もしかして記憶も？』
「ああ、なぁ、どうして俺と兄を比べてたん？」

母『っっ、、、ごめんなさい。今頃謝ったってあなたの心の傷は治るはずがないわよね…私は周りの声を気にし過ぎてた、、豚平が出来る子だったからAもって、、なってしまって…母親失格な事してたわ…』

「…今は？今はどうなん？
俺が高校入ったあたりからそんな事は一度もなかった気がするけど、、」

母『今はもう無いわ、、Aと豚平を比べたことなんてなかった、、平等に愛を与えて行こうって考えてた…あなたの事は大事な息子よ、、』

「そう…母さんも変わってた
俺だけ変わらず、一人進んでいたんだな」

二人とも変わってた

いつも比べてた母は平等に愛し
兄は変わった俺を気にかけてくれた

俺だけ…

tn『今まではな…これから変わっていげはいい』
「うん、よろしくね二人とも。あと父さんも」

ｶﾞﾀﾝ
tn『…いたんか、、、父さん』
母『入って来なさいよ』

父『…声と記憶。戻ったんだな良かったよ、、
知らないフリしててごめんな。俺の息子のことなのに…』

「いいよ、ただ止めるのが遅かっただけやろ？
母さんを正してくれてありがとう…後、誕生日祝ってあげなくてごめんなさい…」

父『いいんだ、、まだつぎがあるから』

「…俺は勘違いをしてたみたい
優しくなった家族の事に気が付かなかった

こんな俺だけどこれからもよろしくお願いします」

tn.両親『よろしく』

tn『まず最初に朝ごはんは一緒に食べよか』
母『そうね、豚平のご飯最近食べてないわ』

父『いいな、、そうしよう』

どうして見てこなかったんだろう
こんなにも俺の家族は変わっていたのに

怖がらずに目を向ければこんなにも優しく迎えてくれてたのに

俺はホントバカだわ

翔、俺変わることができたよ