換気ってこの時期大事だよね ページ14
ｰ グリム ｰ
コイツ、なんか気持ち悪いんだゾ……。
楽しそうにソイツと話すユウを丸まりながら眺めてるんだが
どーーーもなんか引っかかる物があるんだゾ！
別に何をされたわけでもねーけど。
なんかこー
アイツの笑った顔見るとゾワゾワするんだゾ！！
別に何をされたわけでもねーけど！！！
「？グリム随分静かだね、どうかした？」
あまりにも静かな俺様を不思議に思ったのかユウがこっちを見て聞いてきた
当然、アイツもこっちを見る。
灰色の目が俺様を瞬きをゆっくりとしながら捕らえる
……寒気で毛が逆立つのが自分でも分かった。
「グリム寒いの？」
「いや……」
『あ、窓が開いてるね』
そう言って席を立って開いている窓を閉めた。
すると部屋の中を回ってた風がやんたのか寒気が止まった。
「風が循環してたんだ……話に夢中で全然気づかなかった」
ユウが俺様を抱き上げ、膝に乗せた。
やっぱりユウの膝が一番安心するんだゾ。
『猫は寒いの苦手だったね、気付かなくてごめんよ』
アイツの声が聞こえたと思ったら、途端に暖かい何かが俺様を包んだ
フワッと体が少し浮いて、俺様を包んだのはモコモコのブランケットだった
「ふな？？」
『僕のブランケットだけど、暖まるまで使って』
アイツか魔法で俺様に巻いたのか？？
へぇ、意外と優しいんだゾ。
「ありがとうございますA先輩……気を使ってもらってしまって」
『いーえ、寒いのは可哀想だから』
そう言ってニコリと笑ったソイツ。
そしてまた二人は楽しそうに話し始めた。
俺様の気のせいだったんだゾ？？
何の気なしにブランケットの匂いを嗅ぐ。
なーんか落ち着くいい匂いがするんだゾ……
「ふなぁ……」
すっごく眠みぃんだぞ……
「グリム眠いの？」
『ふふ、まだ長引きそうだしゆっくりおやすみ』
コイツ声も何だが落ち着くんだゾ……
結局、俺様はそのままユウ膝の上でグッスリねちまったんだゾ。
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Twitterに、オズワルドちゃんのイラストメーカーで作成したイメージ画を投稿しました。よろしけれご覧下さい。
また、イメージ画なども募集していますのでよろしければDMなどで送っていただけると幸いです。
今後とも、【山猫は描く】をよろしくお願いします！
P.S ちなみにブランケットの香りはラベンダーでした。
ユニーク魔法の登場の仕方がダサいことについて議論しない？→←向日葵、純粋、少年。
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ナメダンゴウオ(プロフ) - 完結おめでとうございます！すごく惹かれる作品でした。 (2021年6月12日 22時) (
レス) id: 6e91026fe2 (このIDを非表示/違反報告)
キラ(プロフ) - 完結おめでとうございます。最後まで素敵なお話をありがとうございました。 (2021年6月9日 9時) (レス) id: 377aae7433 (このIDを非表示/違反報告)
moeka(プロフ) - 続きの更新がなくて寂しいです。更新して下さると嬉しいです。待ってます。 (2021年4月12日 22時) (レス) id: d61ed9781e (このIDを非表示/違反報告)
綺世(プロフ) - 麗さん» ご指摘ありがとうございます (2021年2月2日 8時) (レス) id: d271d60620 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 19ページ クジラ が グジラ になってます。 (2021年2月2日 8時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綺世 | 作成日時：2020年10月22日 3時
