転校先はヤンキー高校！？ (ページ35)

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ASaido

手術室のランプが由美の鼓動と感じてしまう自分がいる。

飛「由美……。」

飛貴が声をもらす。

やがて手術室のランプが消える。
出てきた由美の体には何本も繋がれてる。

あ「由美……。」

その夜だった。

由美の容体が急変した。

あ「由美!」

飛「由美！」

ピコンピコンと心拍数を
ならす音だけが聞こえる。

酸素マスクのしたから苦しそうに息を吐く由美
の息遣いが聞こえる。

由「A……あ……り……が…と。
みんなも……あり…がと……。
私が…いなく……なった……ら…
そこ…にあ…る…ス…マ…ホ……見て……?」

そう言い右手を差し出した由美
私達が手をにぎることができず

美少年「由美！！」

ピーーーと心配停止を伝える機械音がなる

先「○時○分心肺停止確認しました。
ご冥福お祈りします。」

そんなふうに簡単に人の死を淡々と話す
先生に少し苛立ちを覚えたのはきっとあのとき以来。

私達にとって大切な仲間だったから。

自分が何もできない。そんなこと考えてもどうしようもないのに。

飛「スマホみろってなんだよ。
何も言わずにいなくなるって。」

あ「また。助けられて助けられなかった。
ごめんね。由美。」

龍「那須は?」

大「俺呼んでくる。」

藤「っ………。」

一「由美………。」