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雄登Saido
あ「ん………。雄登?」
雄「そうだよ。
ごめんな?心配かけて。」
あ「いいよ。
それより大丈夫なの??」
雄「まあ。
ちょっとヒリヒリするけど(笑)」
嘘。本当は起きたくないほど
激痛が走っている。
続いて浮所と龍我が起きた。
飛「那須?
起きてて大丈夫なの??」
雄「おう。」
そう言ったけど龍我は騙せなかったみたい。
龍「嘘つくなよ。」
雄「えっ、?」
龍「一人で抱え込むなよ。
俺らはどんなことがあっても那須の味方なんだから。
ほんとは痛いんだろ?
だったら俺らに遠慮すんなよ。
寝てろ。」
雄「っ………。」
龍我に言われて
涙が溢れた。
慌てる龍我に俺は
雄「ちがっ。嬉しくて。」
龍「えっ、?」
雄「俺はそういうこと言われたことなかったから。
嬉しくて。ありがとう。」
龍「そっか。どういたしまして。」
そうすると続々と起きてきたメンバー
そして泣いている俺を見て慌てるメンバー
雄「違うからな??
泣いてないからな?」
あ「えー?(笑)」
全「(笑)」
こうやって他愛のない会話をしているのが楽しいなって
思っているのは多分俺だけではない。
きっとメンバー全員が思っているだろう。
俺らはそういうのを感じてこなかったから。
俺ら不良、ヤンキーには心配される要素なんて一つもない
むしろ相手を傷つけたことを責められる。
ふっかける相手が悪いんだろう。
それでも俺らは仲間がいる。
一緒に戦ってくれる仲間がいる。
未来を仲間とともに掴み取れ!!
そう思えた一日だった。
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作者名:ゆっぴー | 作成日時:2021年8月20日 11時