まだ見えぬ未来も君の隣で笑い合いたい (ページ7)

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樹side

樹「はよ…てかなんでこんな暗いん？」

俺が楽屋に入るといつもよりシンとした楽屋
そしてカーテンも閉められて電気も消されていた

京「北斗が寝てんの」

樹「は、あいつ体調わりーの？」

髙「悪いっていうか貧血だと思う」

ソファーに行くと長いまつげが綺麗に閉じられていた

ジェ「北斗の寝顔って綺麗だよね笑」

慎「たしかに、樹とは違ってね」

樹「うっせぇ笑」

ス「髙地さん、京本さん撮影お願いします
ジェシーさん、森本さんインタビューお願いします」

は～い、と四人が楽屋を出て行く、北斗がたまに咳き込むけど全然起きはしなくて
どうせ薬なんか飲んでないんだろうなと近くのドラックストアに買いに行く

戻ってきて水を冷蔵庫に入れたりしてると北斗が起きた
寝起きの北斗はめっちゃ可愛い

赤ちゃんみたいでほわほわしてて守りたくなる感じ

４「北斗、樹撮影〜」

２「今行く」

樹「ん」

北斗の前に手を差し出すとなに？みたいな顔をされる

樹「ふらふらすんだろ？手掴め」

北「ありがとう」

ふにゃと笑った北斗、くっそかあいい
そのまま撮影もインタビューも終え各々が次の仕事に向かって行った

樹「北斗〜」

北「ん？」

樹「このあと予定あるんだっけ？」

北「別にないけど、俺たぶん帰ってもなんもできないよ？」

それも全部承知の上で北斗の家に行きたかった
自分でたぶん気づいてないけどこいつめっちゃ顔赤い

樹「それでもいーよ」

北「じゃあ来てもいいよ」

俺は車で来ていたので北斗も乗せ一緒に北斗の家に向かった