まだ見えぬ未来も君の隣で笑い合いたい (ページ25)

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北斗side

悪阻は結構あったほうだったし後期悪阻もあった
でも夜中にも関わらず樹がそばにいてくれた

樹「お腹張ってねえ？大丈夫？」

臨月に入ると前駆陣痛が始まったりしてお腹が張ることも増えた
立ったりものを取るのも精一杯

北「ん、だいじょーぶだよ」

なにかあったときのために樹が車を運転してくれてる
ストチューブでも無理のない範囲で撮影している

２「おはよ」

スト「おはよ」

ジェ「結構大きくなったね」

樹「だろ？もうそろそろだから」

慎「ちょっと触ってみてもいい？」

北「いいよ笑」

慎太郎とジェシーが俺のお腹を優しく撫でる
なんかあったかいと口を揃える

髙「俺も触っていい？」

北「いいよ」

髙「ん、あったけえ」

北「ね、ここに命あるんだよ」

そして若干遠慮してる人が一人

北「きょーもとも触る？」

京「いいの？」

北「うん」

そう京本が触ったときお腹の中の子が動く

京「え、めっちゃ動くじゃん」

北「すご、樹のときまったく動かないのに」

京「俺がお父さんになろうかな」

樹「いやダメです、北斗の旦那さんは俺だけです」

北「んは、樹も触ってみたら？」

そう樹の手をお腹に優しく持っていくと元気よくお腹の中の子が動いた

樹「すげえ、俺泣きそう」

ジェ「早すぎだよ笑」

慎「産まれたときにしろよ」

髙「もうすぐかぁ」

北「だいじょーぶ、ちゃんと戻ってくるから」

京「じゃなきゃ困る」

樹「北斗、好きだよ」

耳元で囁かれたその言葉が鼓膜を震わせた