まだ見えぬ未来も君の隣で笑い合いたい (ページ11)

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樹side

好きなやつの家に泊まるとか心臓バクバクすぎんだよ
てか北斗可愛すぎない？なにあのキュルキュルの目、上目遣いわざとやってんの？

風呂に入りながらそんなことを思う、もっと触れていたい
北斗のそばにいたい、北斗といる時間が長ければ長いほどそう思ってしまう

樹「風呂ありがとう」

脱衣所からリビングに声をかけるとんーって呂律の回らない返事
リビングに行くと北斗は熱のせいなのかウトウトしてる

樹「今日はシャワーやめとけば？
明日の朝入りなよ、それとも今から俺が面倒見てやろうか？」

最後のは冗談で言ったつもりだった、北斗がバカじゃないの？とか言うかなって

北「樹と一緒に入る、髪洗って？」

樹「え、は？」

行こう〜と俺の腕を引っ張る北斗、なにこいつ俺襲うよ？
男二人で入ってもまだ少し余裕がある、時々当たる北斗の足や肌

樹「お前また痩せた？」

北「樹に言われたくないわ、ガリガリなくせに」

明らかわかる北斗の痩せ具合、きっと頑張っているんだろうなって
でも痩せてるのが心配で倒れないかなって心配

樹「俺は健康だからいいの、北斗が倒れたら俺心配で死んじゃう」

北斗の髪を洗いながらそう言うと北斗は笑いながらなんでだよ笑と笑う
風呂から上がって当たり前のように北斗の髪を乾かす

北「ありがと」

眠そうな目で言う北斗、その頭を撫でるとうとうとし始める北斗

樹「北斗？眠い？」

北「ん」

最後に体温を測らせると微熱くらいで明日には治るかな

樹「ベットいける？」

北「ん」

ん、しか言わない北斗、危なっかしいので姫抱きでベットにおろす
俺はソファーで寝ようとリビングに向かおうとすると腕を引っ張られ北斗の顔が至近距離に映る

樹「いや、俺ソファーで寝るよ？」

北「ソファーさみいよ？風邪引くよ？
俺も寒いの、だから一緒にねよ」

そう言った北斗は何事もなかったかのように向こうを向いて寝てしまう
俺もそのまま寝てしまった