田中樹を一目惚れさせた女 (ページ4)

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Aside

私が唯一人生で一目惚れした男
その名も田中樹

彼との出会いは2012年の『私立バカレア高校』
スカウトされて初めてのドラマがジャニーズというのが緊張した

でも彼らは特に特別扱いするわけでもなく、友達のように接してくれた
男性が色々あって苦手な私が唯一遠慮なく関われるのが彼らだった

中でも樹には安心するなにかがあって私の心も奪われた
私にとって樹が一番の友人、そう彼は友人

それ以上でもそれ以下でもない、それ以上になってしまえば
もう戻れなくなってしまうから

スケジュールが真っ白になった、と連絡があったのは
バカレアが終わったあとだった気がする

それだけじゃない、樹がいるグループはデビューできないとか
樹がいるグループでいいのか、そんな言葉が飛び交うようになった

樹がいるグループがデビューできないわけない
SixTONESは樹がいて初めてSixTONESになるのだから

私だって悔しかった、なんで彼らがそんなことを言われなきゃいけないのか
彼らは頑張っている、日々一生懸命努力している

私にできることはSixTONESの名を広めること、世間には
媚び売ってるとか言われるけどそれでもいい

それ以上に私は樹を彼らを助けたかった、大切な人たちを
監督に頼んでドラマや映画に彼らを起用してもらったこともある

私のおかげだ、そう言うけどきっと違う
彼らが頑張っているから

理由はただそれだけだと思う

私が闇へ落ちかけたときも支えてくれたのは樹だった
樹はこう声をかけてくれたんだ

樹「A、例え世界中の人が敵になったとしても俺だけは味方でいるから」

いつの日にか私が樹に言った言葉と似ていた
その一言で私は頑張ってこれた

今、仕事を頑張ってる樹のためにも
この私の私情を持ち込むわけにはいかない

だって私は恋することを辞めたのだから